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人事労務クラウド「freee人事労務」、有給休暇の自動付与機能を搭載

付与パターンごとに有給休暇の付与日数を自動計算可能

 freee株式会社は23日、クラウド型人事労務システム「freee人事労務」において、有給休暇自動付与機能を提供開始したと発表した。付与パターンごとに有給休暇の付与日数を自動で計算して付与可能なほか、週5日勤務かつ月給支払いの対象者については、有給休暇の日数を求めるための出勤率を勤怠データから自動計算できるようになったという。

 有給休暇の付与については、従来、複雑なルールをもとに労務担当者が付与日数を集計し、出勤率の計算、付与する作業を、勤怠管理ツール以外で個別管理していたという。しかし今回、freee人事労務に有給休暇自動付与機能が追加されたことにより、freee人事労務内で付与日数の計算から付与までを行えるようになった。

 具体的には、「休暇設定」内に有給休暇の自動計算日の項目が追加されており、事前計算を選択して、例えば付与日を10日前に設定すると、システム側が自動計算し、付与日当日から10日前に自動で付与できるようになった。

 また、有給自動計算詳細において出勤率の表示に対応した。週5日勤務かつ月給支払いの対象者については、出勤率が自動計算される(未来の勤務分は出勤したとみなして計算される)。

 さらに「休暇設定」内に、「出勤率の計算を有効にする」チェックボックスが追加された。このチェックボックスをオンにした場合は、有給休暇の自動付与は選択できず、担当者が自動計算の結果を確認して確定することによって有給休暇の付与を実行する「手動付与」となる。

 なお今回のアップデートは、freeeで労務担当者としての経験を持つプロダクトマネージャーが発案したとのことで、その効果について、「付与条件が従業員ごとに違う複雑な有給付与業務を忘れることなくプロダクトがサポートしてくれるため、本質的にやりたいことに集中できる環境を提供する」と説明している。