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クラウド人事労務サービス「freee人事労務」、入退社に伴う契約手続きをサービス内で完結可能に

freeeサインとの連携で実現

 freee株式会社は21日、クラウド型人事労務サービス「freee人事労務」において、契約書をはじめとした文書の作成から送信、管理保管を行える機能を、6月29日より提供開始すると発表した。クラウド型電子契約サービス「freeeサイン」との連携によって実現する。

 freee人事労務は、企業の人事労務管理の効率化を支援するクラウドサービス。勤怠管理や給与計算から、年末調整、入退社手続きなどの業務までを、一気通貫で効率化できるという。一方のfreeeサインは、契約書作成依頼、作成、レビュー、締結、保管といった一連の契約業務をオンライン上で行える、クラウド型の電子契約サービスである。

 今回は両サービスの連携により、企業において入退社手続きが発生した際に必要となる人事データの収集・管理と契約手続きといった一連の業務を、すべてfreee人事労務内で完結できるようになった。

 これらの業務は従来、同時期に発生するものであるにもかかわらず分断されており、別々のツールが利用されていたという。しかし今回の連携機能によりツールを使い分ける必要がなくなったため、担当者の業務負荷が軽減されるとのこと。

 利用にあたっては、freee人事労務の利用者がfreeeサイン上での初期設定を行うと、API連携により、freee人事労務のプロダクト内で契約書をはじめとした文書の作成、送信、管理・保管を行えるようになる。また、それぞれの文書には異なるタイムスタンプが付与されるとした。

 なお新機能は、freee人事労務の全有料プランで利用可能。また利用にあたっては、freeeサインのアカウント開設が必要となる。