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クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」、ID管理機能のAPIを公開し他システムとの連携に対応

 HENNGE株式会社は5日、クラウド型セキュリティサービス「HENNGE One」のID管理機能で提供しているAPI「HENNGE Access Control API」を、6月13日より公開すると発表した。

 HENNGE Oneは、働く環境の「安全性」と「利便性」にフォーカスしたクラウドセキュリティサービス。主に、IDaaSである「HENNGE Access Control」と、幅広いメールセキュリティ機能を搭載している「E-Mail Security Edition」の2つの機能で構成されている。

 今回発表されたHENNGE Access Control APIは、IDaaS機能のHENNGE Access Controlで提供されているAPIで、これを公開することにより、HENNGE Access Controlで管理しているユーザー情報が外部システムと連携可能になるという。

 例えば、人事システムに従業員の入社・退社といった人事情報を入力すると、APIを経由してHENNGE Access Controlにも最新情報が同期され、IDの作成・変更・削除を自動で行う、といった連携が考えられるとのこと。

 こうしたデータ入力・変更などの自動化が実現すると、担当者の負荷軽減やミスの削減が期待できるほか、シームレスなIDライフサイクルの管理も行えるようになる点がメリット。さらに、SIEM(Security Information and Event Management)とのアクセスログ連携もできるため、複数サービスの利用状況を可視化し、インシデントの早期発見が実現するとしている。

 なお、HENNGE Access Control APIはHENNGE One Basic/HENNGE One Pro/HENNGE IdP/HENNGE IdP Proの各プランにて提供されるが、プランによって一部機能制限があるとのことだ。