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SCSK、ファイルサーバー内のExcelデータを自動集計してデータベース化するサービスを提供

Dropboxとノーコード開発サービス「CELF」の連携によって実現

 SCSK株式会社は21日、ファイルサーバーに保存されているExcelデータを自動的に集計し、データベース化するサービスを提供開始すると発表した。クラウドストレージサービス「Dropbox」とSCSK独自のノーコード開発サービス「CELF(セルフ)」の機能を活用して実現している。

 この新サービスは、Dropboxの法人向けプランが提供する「リクエスト機能」「ストレージ管理機能」とCELFを組み合わせて開発した「自動データ収集アプリ」を用いて、CELFに生成したデータベースへExcelデータを自動で格納するもの。

 こうした仕組みにより、多数の人にExcelでのデータ入力・ファイル提出を依頼する際に発生する「未提出者の催促」「入力データ値のチェック」「統合のための転記作業・データベースへの格納」という一連のタスクの自動化を行え、SCSKの実証実験では、データ収集プロセスを80%以上低減できたという。また、データベースで管理するデータの結合・組み合わせ・グルーピングもCELFの機能で行えるため、リアルタイムにデータを利活用できるとした。

 加えて、Dropboxでの作業を自動化するために提供されている「Dropbox API」を、専門的なプログラミング知識がなくても利用できるよう、CELF上にて部品化した。これを活用することで、担当者が自らDropbox上のファイルに対して、データ加工・修正・突合などの作業の自動化を行えるようになるとのこと。

 新サービスの価格は、Dropbox StandardおよびCELF クラウドサービスのライセンス料金をあわせて、年間35万5000円(10ユーザー)から。SCSKでは、2023年度までに200社への導入を目指している。