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ラクスとROBOT PAYMENTが資本業務提携、「楽楽債権管理」を機能強化

「楽楽明細」との連携で、請求書発行から債権管理までを一気通貫で支援

 株式会社ラクスは13日、ROBOT PAYMENTと資本業務提携することを発表した。資本業務提携契約締結日は8月12日、株式取得および提携発効予定日は8月28日。ROBOT PAYMENTの議決権比率3.10%にあたる株式12万株を、ラクスが3億円で取得する。

資本提携内容

 業務提携内容としては、営業活動、販売の相互支援、顧客紹介、パートナー・代理店支援の検討と実行などに加えて、ROBOT PAYMENTが開発した「請求管理ロボ」の一部の機能を抽出してラクスが「楽楽債権管理」として商品化。2029年3月期に1000社への導入を目指す。

ラクス 代表取締役社長の中村崇則氏は、資本業務提携を行う理由について、「自分たちが持っていないところを(事業として)ずっと手掛けており、当社が提供するサービスよりも先を行っているところを魅力的に感じた」と説明した。

 ROBOT PAYMENT 代表取締役執行役員CEOの清久健也氏は、「ラクスの強力な販売力と強力な顧客を魅力に感じた。当社のプロダクトが乗っていくパートナーとして非常に魅力的だと思っている」と説明した。

ROBOT PAYMENT 代表取締役執行役員CEOの清久健也氏(左)と、ラクス 代表取締役社長の中村崇則氏(右)

 今回資本業務提携を行う2社は、いずれも2000年に創業し、企業の業務サービスを開発・販売してきた。

 ラクスは、「楽楽販売」などのバックオフィス製品、「楽楽自動対応」などのフロントオフィス向け製品を開発・販売している。「当社は、直近で売り上げが約600億円の企業。経費精算の『楽楽精算』、請求書発行の『楽楽明細』、販売管理の『楽楽販売』、メール管理の『楽楽自動対応』など、(対象領域で)No.1のサービスを複数持っている。企業のバックオフィス業務を楽にするサービスを提供している企業となる」(ラクスの中村社長)。

ラクスのビジネスモデル

 一方のROBOT PAYMENTは、「サブスクペイ」などサブスク関連サービス、「請求管理ロボ」や「債権回収ロボ」などの請求・債権管理関連サービス、「請求まるなげロボ」などのB2B決済関連サービスを開発・販売している。

 ROBOT PAYMENTの清久CEOは、「当社のビジネスモデルは、一般的なクラウドサービス、SaaSと違う点がある。SaaSは固定費がメインだと思うが、我々は固定費に加え、追加で料金をいただく従量課金制を採用している。収益を2層で獲得するビジネスモデルで、従量課金分については、お客さまが成長すればするほど、収益が自然に増加し、顧客単価も向上していくビジネスモデルだ」と説明。

 また「当社の強みは、決済というお金の流れを動かすテクノロジー部分をやっていること。決済ビジネスは非常に参入障壁が高い。理由としては、特にセキュリティ対応、法的な部分への対応、商習慣、銀行やクレジットカード会社との長期にわたる関係性構築をしなければならない点などだ」とも述べた。

ROBOT PAYMENTが展開するプロダクト

 このように、両社はともに企業の業務向けシステムを開発・販売しているが、得意分野がそれぞれ異なる。販売についても、ラクスはパートナー経由、ROBOT PAYMENTは直販がメインとなっている。

 今回、両社は資本業務提携を行い、営業活動・販売の相互支援、相互への顧客紹介、セミナー等を通じた両社製品のプロモーション活動、「請求管理ロボ」のOEM開発、「楽楽債権管理」の利便性向上のための技術的な連携、パートナー・代理店施策の検討・実行などを実施していく計画となっている。

 この中で、「請求管理ロボ」のOEM開発では、ROBOT PAYMENTが提供している「請求管理ロボ」の一部機能を、ラクスの「楽楽債権管理」に新たに加える。

 この機能付加について、ラクスの中村社長は、「企業では、請求書発行の後に、集金、入金確認して消込、さらに未収連絡といった作業を行っていく必要がある。当社の『楽楽明細』は導入社数が1万6000社となり、現在でも新たなお客さまに導入いただいているが、そのお客さまに対し『楽楽明細』と『楽楽債権管理』の新機能を連携して提供することで、請求書発行から債権管理までを一気通貫で対応可能となる」と説明する。

「楽楽明細」と「楽楽債権管理」を組み合わせ、請求書発行から債権管理まで一気通貫で対応

 ラクスでは、ROBOT PAYMENTの「請求管理ロボ」の一部機能を加えた新しい「楽楽債権管理」を開発し、2026年12月から提供する予定。現行の「楽楽債権管理」は、「楽楽債権管理Lite」に改称して販売を継続する予定という。

 新しい「楽楽債権管理」の価格は、初期費用が10万円(税別)、月額費用が2万円(税別)から。「楽楽明細」と併用する場合は初期費用が5万円(税別)となる。ラクスでは、2029年3月期に1000社の顧客獲得を目指す考えだ。

 また、将来の計画については、「現在発表している提携内容を成功させることが最初に取り組むべきことだと考えている。それ以外については、計画が成功して以降に考えたい」(ラクスの中村社長)と話している。