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フォーティネット、FortiGate GシリーズでFortiSASE Outpost機能を備えた「FortiGate 1200G」を発表

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間7月28日、FortiGate Gシリーズの最新モデル「FortiGate 1200G」シリーズを発表した。

 同製品はFortiSASE Outpost機能を備え、顧客が管理する環境にクラウドベースのセキュリティを提供する。また、高性能な脅威保護、最新のネットワーク接続性、ハードウェアを基盤としたプラットフォームセキュリティ、さらにクラウドベースのセキュリティ機能を組み合わせることで、ビジネス要件に応じた最適な場所で、柔軟にセキュリティを展開できるようになる。これにより、オンプレミス、エッジ、クラウドのいずれの環境でも、ハイブリッド環境全体にわたって一貫した保護、高いパフォーマンス、シンプルな運用が実現するとしている。

 フォーティネットの最新FortiASICアーキテクチャを搭載したFortiGate 1200Gシリーズは、ネットワーク処理とセキュリティ処理を高速化し、高負荷な企業ネットワークやデータセンター環境においても、予測可能かつ低遅延の保護を実現すると説明する。また、10G、25G、100Gに対応した柔軟な接続性でインフラを最新化するとともに、ハードウェアを基盤とした保護機能によって信頼性とレジリエンスをさらに強化するとしている。

 FortiASICによる予測可能かつ低遅延のトラフィックインスペクションにより、暗号化されたトラフィックやAI関連トラフィックを保護しながら、アプリケーション性能を維持できる。柔軟な接続性でキャンパスネットワーク、データセンター、ハイブリッド環境をサポートするとともに、今後のAI活用の拡大にも十分対応できる拡張性を備える。

 ハードウェアを基盤とした保護機能、安全な認証情報の保管、組み込みの冗長性により、プラットフォームの信頼性を高め、事業の継続性を向上する。FortiOSがネットワークとセキュリティを統合し、アプライアンスとクラウド全体にわたって一貫したポリシー管理を実現する。

 また、FortiGate 1200GをFortiSASE Outpostとして構成することで、高性能なローカルSASE PoP(Point of Presence)として動作させられる。これにより、セキュリティインスペクションやポリシー適用をどこで行うかについて、組織に新たな選択肢を提供する。

 フォーティネットは、多くの企業ではビジネス要件、パフォーマンス、データ主権、コンプライアンス要件に応じて、どこでセキュリティインスペクションやポリシー適用を行うかを柔軟に選択する必要があると説明する。トラフィックはクラウドベースのSASE PoP経由でルーティングできるが、機密データを含むトラフィックや低遅延が求められるトラフィックについては、顧客が管理する環境内のFortiGate上で実行されるFortiSASE Outpostによってローカル処理することもできる。

 FortiSASE Outpostとして構成されたFortiGateは、ASICで高速化されたオンサイトSASE PoPとして機能し、ユーザーやデータに近い場所でセキュリティインスペクション、ポリシー適用、アクセス制御を実行する。また、近くにクラウドPoPがない地域でも、多数のユーザーが利用する拠点付近にオンサイトPoPを配置することで、遅延の低減、アプリケーション性能の維持、帯域コストの削減を実現できる。

 フォーティネット独自のアーキテクチャにより、フォーティネットが運用するクラウドPoP、オンサイトPoP、またはその両方を柔軟に利用できる。また、FortiSASEの管理インターフェイスは、構成管理、ポリシー設定、監視、ライフサイクル管理、アップグレードを一元管理できる。そのため、オンサイトPoPを別個のセキュリティ環境として扱うことなく、一貫したゼロトラストポリシー、可視性、保護が維持される。

 さらに、指定したトラフィック、ログ、データ処理を特定の地域やプライベートインフラ内に保持することで、エンドユーザーエクスペリエンスを変えることなく、規制要件への対応や通信コストの削減も実現する。

 このソリューションにより、セキュリティを適用する場所にかかわらず、ユーザーは一貫したアクセス環境を利用でき、企業は共通のセキュリティポリシー、可視性、ゼロトラスト制御を維持できる。その結果、別個のセキュリティアーキテクチャを構築したり、ユーザーの接続方法を変更したりすることなく、特定の地域、法域、またはプライベートインフラ内に指定したトラフィック、データ処理、ログを保持することが可能になる。

 また、こうした柔軟性は、AIを活用する環境では特に重要だと説明する。AIエージェント、アプリケーション、接続デバイスの増加に伴い、East-Westトラフィック(クライアント間またはサーバー間のトラフィック)も増加しているが、そのすべてをクラウドPoP経由で処理する必要がなくなる。FortiGateを高性能なローカル適用ポイントとして利用することで、ユーザーに近い場所でトラフィックを検査でき、さらに遅延を抑えながらアプリケーション性能や機密情報に対する制御も維持される。

 FortiGateとFortiSASEは共通のFortiOSを基盤としており、ローカル環境とクラウド環境の双方で、ポリシー、脅威インテリジェンス、セキュリティコンテキスト、ゼロトラストの判断基準を共有する。また、FortiGuard AI活用セキュリティサービスはこれら両方の展開モデルにリアルタイムの脅威インテリジェンスと自動防御を提供し、FortiAIは運用の複雑化を抑え、セキュリティ担当者による脅威調査やインシデント対応を迅速化する。

 FortiGate 1200Gは、2026年第3四半期に提供開始予定。