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OBCとSCSKが協業、ノーコード開発サービス「CELF」により「奉行クラウド」周辺業務の自動化を実現

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)とSCSK株式会社は17日、SCSKが提供する、Excel知識で業務アプリを開発できるノーコード開発サービス「CELF(セルフ)」と、OBCの業務クラウドサービス「奉行クラウド」がAPI連携したと発表した。また同時に、両サービスを組み合わせて活用する「CELF 業務テンプレート」を無償で提供開始する。

 奉行クラウドでは、財務会計・人事労務・販売管理の主要な業務を効率化する機能を提供してきたが、その隙間にあるさまざまな業務についてはExcelで補完している企業が多いのが実態という。

 例えば、営業部門における案件管理情報・見積書・契約書などは、システムへ入力する前に営業担当者がExcelで作成している例が見受けられるほか、システム入力後も、予算実績管理をはじめとした独自帳票の作成をExcelで対応しているケースがあるとのこと。

 そこで今回は、奉行クラウドと、Excel感覚で現場の業務担当者がデータベースと連携したWebアプリを作成・公開できるクラウドサービスのCELFをAPI連携させることにより、入力前後にExcelで補完しているような業務を自動化するとした。

 無償提供される「CELF 業務テンプレート」は、多くの企業が課題に感じている8つの業務領域に活用できることで、奉行クラウドとExcelや他のクラウドサービスとの間で起こりえるデータの二重転記排除・入力ミス軽減や、奉行クラウド機能範囲外となる企業独自のデータを蓄積・分析可能になるとしている。

 例えば、商奉行クラウドと連携する「営業案件管理」テンプレートでは、案件情報の共有が可能で、見込み・実績をリアルタイムに把握できるようになる。また、受注時は商奉行クラウドへの連携を自動的に行えるとのこと。

 また、勘定奉行クラウドと連携する「会計データ連携」テンプレートでは、経理に集中した業務を現場に分散させることにより、経理業務の効率化が可能になる。