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大和総研、レガシーマイグレーションツール「Smartrans」の品質統制機能を強化
2026年8月17日 16:35
株式会社大和総研は13日、生成AIを活用したレガシー資産のマイグレーションツール「Smartrans」の機能を拡充したと発表した。変換後資産の保守性・可読性を高め、移行後の運用・保守の効率化を支援する。
Smartransは、AIエージェントを活用したレガシーマイグレーションツール。モジュールやデータの依存関係を把握した上で、AIがコンバートと現新一致検証を繰り返す仕組みにより、高精度な変換を実現するという。AIエージェントが自律的にモダンなアーキテクチャに適したコード構造に変換し、保守性の向上や属人化の解消に貢献するとのこと。
今回は、レガシー資産をモダンなアーキテクチャ上で動作するコードへ変換する際に、移行先の言語特性やアプリケーション構成に適した記述・コーディングとなるよう最適化する機能を拡充した。これを品質チェック機能と組み合わせることで、品質統制を強化している。さらに、既存の現新一致検証機能と併用することで、出力コードの可読性やソース構造の均質性を高められるため、変換後資産の保守性向上が期待できるとした。
加えて、モダン化した資産の仕様・構成情報を生成AIが参照・解析しやすい形式で整備する機能を強化しており、移行後の保守・影響調査・継続的な改善における生成AIの活用を支援する。
なお大和総研では、これらの機能強化を踏まえ、長年にわたり運用されてきた大規模システムのマイグレーションプロジェクトにおいて、Smartransの適用を本格的に開始した。同社は、Smartransを前提としたマイグレーション案件を効率的に進めるため、マイグレーションプロジェクトの計画、開発、運用・保守に至る全工程で再利用可能な標準アセットの整備を進めている。今回の大規模プロジェクトでは、これらの標準アセットを活用し、コード変換を中心とした作業の効率化と品質向上を図る考えだ。
今後は、強化されたSmartransの品質統制機能と、同社が整備している標準的なマイグレーションプロセスを組み合わせることで、案件ごとの業務特性やシステム環境に応じた効率的な移行を支援するとしている。