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NTT-AT、チケットシステムのServiceNowへの移行を実現する「XTicketing for ServiceNow 移行サービス」を提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は30日、インドに本社を置くTecHelium Info Systems(以下、TecHelium)が提供する、ヘルプデスクシステム間などのデータ連携ツール「XTicketing」の日本総代理店となったと発表した。

 さらにNTT-ATは、多くの企業が利用している作業や課題などを「チケット」として管理する、Zendesk・Jira・Freshdesk・Redmineなどの各種チケットシステムから、各種チケットシステムから、ServiceNowへのチケット移行を実現するDX支援ソリューション「XTicketing for ServiceNow 移行サービス」を提供開始した。

 チケットシステムは、作業や課題、問い合わせなどをチケットとして進捗・期限・優先度などの情報を登録し、管理するシステムで、企業内や企業間でのコミュニケーションツールのひとつとして利用されている。

 これまで、ServiceNowへのチケット移行は、既存チケットシステムとServiceNow双方のシステム理解やマッピング作業が必要であり、「チケット移行の計画設計が大変」「ノウハウがなく自力でできるか不安」「既存のシステムで蓄積したチケットをServiceNowで生かせない」といった課題があったという。

 XTicketing for ServiceNow 移行サービスは、システム理解やマッピングなど、これまで移行の障壁となっていた工程は必要なく、迅速・容易・安全にチケット移行を実現する。また、既存チケットシステムのチケットをServiceNow移行後もアセットとして活用することで、新たにチケット起票をする場合に、過去のチケットを呼び出し、状況を迅速かつ確実に把握し対処できるようになる。こうした積み重ねにより、シームレスなシステム運用、顧客のニーズに合ったサービスの提供、迅速な意思決定を実現し、CX(カスタマーエクスペリエンス)やEX(エンプロイーエクスペリエンス)の向上、全体最適への変革などServiceNow導入効果をさらに高めることが期待できるとしている。

 サービスの価格は要問い合わせ。NTT-ATとTecHeliumは、NTT-ATが持つオペレーションセンターやヘルプデスクなどの運用経験、サプライチェーンの最適化を踏まえたビジネスモデルの創出などの豊富なノウハウと、TecHeliumのXTicketingを組み合わせ、サプライチェーンにおいて重要な情報伝達・意思疎通などのコミュニケーションの課題を解決するサービスとして、各種チケットシステムとServiceNowのチケット連携を実現する「XTicketing for ServiceNow 連携サービス」の提供を予定する。