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住友電工情報システム、申請・承認時に手書きサインが利用可能になった「楽々WorkflowII Ver.8.1.1」

 住友電工情報システム株式会社は2日、電子承認・電子決裁システム「楽々WorkflowII」の新版「同 Ver.8.1.1」を販売開始したと発表した。申請・承認時に手書きサインを利用できる機能や、複数の楽々WorkflowIIシステムを、ユーザーが意識することなく1つのシステムのようにシームレスに利用できる機能などを新たに提供する。

 楽々WorkflowIIは、業内での申請・承認・決裁のワークフローを電子化し、業務効率化を実現する電子承認・電子決裁システム。

 今回の新版では、画面の入力項目として、新しいデータ型である「手書き」を指定できるようになった。画面の入力フォームをデザインする際に「手書き」データ型を配置することで、ユーザーの申請・承認時に、手書きでサインやコメントを追加できる。

 また、複数の楽々WorkflowIIシステムを1つのシステムのようにシームレスに利用できる「ワークフロー統合機能」を搭載した。例えば、グループ会社や部門ごとに個別の楽々WorkflowIIを利用している場合、会社や部門を兼務する承認者は、それぞれの楽々WorkflowIIにログインして文書の閲覧や承認をする必要があったが、新機能を利用すると、メインで利用する楽々WorkflowIIの画面上に、ほかの楽々WorkflowIIのフォルダや文書を表示可能なため、業務ごとのログイン先切り替えが不要になり、業務効率の向上が見込めるとしている。

 また「相談機能」が強化され、利用者は承認経路上の複数人を指定して相談できるようになった。従来の相談機能は申請者と承認者による1対1のチャットに限られていたが、今回の機能強化により、3名以上の複数人でのチャットに対応したほか、相談に気付いてもらえるよう、相談相手へのメール送信も行えるとのこと。