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電子承認・決裁システム「楽々WorkflowII 7.6」、申請文書をチェックして確認を促す「おまかせアドバイザ」を搭載

 住友電工情報システム株式会社は23日、電子承認・電子決裁システム「楽々WorkflowII」の新版「同 Ver.7.6」を販売開始したと発表した。

 今回の新版では、申請文書の作成・承認時に文書の内容をチェックし、申請者や承認者に警告メッセージを表示する「おまかせアドバイザ」機能を追加した。

 具体的には、否認された文書を訂正せずに、そのままワークフローを再開する場合や、・類似登録や改訂で作成した文書が、類似登録元や改訂前の文書と同じ内容である場合、申請内容に含まれる数値項目や金額項目の値が、同じフォルダ内の過去文書の値と比べて大きな差がある場合において、警告メッセージを表示。誤った文書内容のままでの申請や承認を防止するという。

 さらに、ユーザーのアイデンティティやデータ同期に関する機能を提供する「Amazon Cognito」に対応。これにより、Amazon上のアカウントだけでなく、FacebookやGoogleのアカウントを利用して、楽々WorkflowIIへのログイン認証を行えるようになる。

 また、社内システムをAmazon Web Services(AWS)上に構築し、認証にAmazon Cognitoを利用すれば、システムの接続先を切り替える都度、ログインを繰り返す必要がなくなるので、利用者のストレスを軽減するとしている。

 このほか、組織変更・人事異動の更新処理を高速化しており、登録ユーザー数が数万人規模、登録グループ数が数千グループ規模の場合でも、システム利用制限をかけることなく更新処理を行えるようになった

 なお楽々WorkflowIIのホーム画面では、さまざまなワークフロー業務がフォルダーツリー形式で表示されている。今回はこのフォルダーツリー内に任意のURLの設定を行える「リンクフォルダ」を作成可能にした。

 これにより、楽々WorkflowIIを使って申請書類の作成や申請業務を行いながら、ほかのWebシステムの画面を呼び出したり、楽々WFのホーム画面を、すべての業務のトップメニューとして活用したりできるようになったとのこと。