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三菱電機グループ、標準ワークフローシステムとして住友電工情報システムの「楽々WorkflowII」を採用

 住友電工情報システム株式会社は26日、三菱電機株式会社が標準ワークフローシステムとして、住友電工情報システムの「楽々WorkflowII」を導入したと発表した。

 三菱電機では、20年以上の利用により老朽化が進んでいた旧来型の標準ワークフローに代わり、新標準ワークフローとして楽々WorkflowIIを導入した。ノーコードで画面や承認経路を設定できる楽々WorkflowIIの利点を生かし、エンドユーザー主導で開発を行う「市民開発」でシステム展開を進めた結果、運用開始から約2年半後には三菱電機グループ全体でユーザー数が10万人以上に達し、新たな標準ワークフローシステムを確立したという。

 三菱電機は、コロナ禍における出社制限に対応するため、リモートワーク環境を急速な勢いで整備した。併せて、「全社ペーパーレスプロジェクト」を開始し、その一環として新標準ワークフローシステムの導入に取り組むことになった。

 システムの導入にあたって、三菱電機は「市場シェアが高い製品であること」「三菱電機グループ内で利用実績があること」の2つの要件で製品を選定。要件を満たした2つの製品で比較検討を実施し、楽々WorkflowIIを採用した。

 楽々WorkflowIIは、ノーコードでの申請書の設定やExcel帳票の読み込みなど、未経験の人でも使いやすい機能を用意している。さらに、柔軟な承認経路や承認権限の設定など、複雑な組織構造にも対応できる機能や、その他さまざまな要件に応える拡張性を備えており、大企業にもなじみやすかったと評価されたという。

楽々WorkflowIIの情報共有サイト。製品のガイドラインやマニュアルなどのほかに、プロジェクトチームが独自で制作した教育コンテンツが掲載されている