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他ユーザーとの相談機能やWebhookによる他システム連携などに対応した「楽々WorkflowII Ver.8.1」

住友電工情報システムが提供

 住友電工情報システム株式会社は4月28日、電子承認・電子決裁システム「楽々WorkflowII」の新版「同 Ver.8.1」を販売開始したと発表した。Webhookによる他システムとの連携などに対応している。

 楽々WorkflowIIは、企業内での申請・承認・決裁のワークフローを電子化し、業務効率化を実現する電子承認・電子決裁システム。

 今回の新版では、ワークフロー回付中に承認者が、ワークフローシステム上で申請者や他の承認者とチャットでやりとりできる「相談機能」が利用可能になった。これを利用すると、承認者は相手とのコミュニケーション手段を別途用意することなく、ワークフローシステム上にて、申請者に不明な点を確認したり、他の承認者との間で情報交換したりできるようになる。

 また、ワークフロー上で承認や決裁など特定のイベントが発生すると、自動的に他のシステムのサービスを呼び出す仕組み「Webhook」に対応した。例えば、見積書が承認されると自動的にファイルサーバーに見積書を保管する、経費精算の支払いが承認されると自動的に経理システムへデータを反映する――といった、他のシステムと連携したワークフローシステムの構築を行える。さらに既存のiPaaS(Integration Platform as a Service)と連携し、ノンコーディングでさまざまな要件の連携を実現することも可能になるという。

 さらに今回は、ユーザーがログインした地域のタイムゾーンによる時刻表示にも対応した。これまでの時刻表示は、サーバーの設置場所のタイムゾーンに統一されていたため、入力初期値として設定された時刻や、処理の条件判定に利用する時刻が、異なるタイムゾーンでは時差がある状態で表示される場合があったとのことだ。なお、タイムゾーンによる時刻表示機能は、システムパラメータで設定を変更できる。