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AirTrunk、東京で2つめのハイパースケールデータセンター「TOK2」の新設を発表

 AirTrunkは16日、日本事業を拡大し、110メガワット超のハイパースケールデータセンターとなる「AirTrunk TOK2(以下、TOK2)」を東京圏西部に新設すると発表した。

 TOK2は、AirTrunkで8番目のデータセンターとなる。AirTrunkは、アジア太平洋地域で事業を成長させており、これまでにオーストラリアでSYD1、SYD2、SYD3、MEL1を、シンガポールでSGP1を、香港でHKG1を、日本でTOK1を開設している。これにTOK2が加わることで、運営するプラットフォームの合計容量は1.2ギガワットを超える。

東京圏西部に建設予定のTOK2完成予想図

 TOK2は東京圏西部に立地し、AirTrunkでは東京圏東部のデータセンターであるTOK1と合わせて、東京エリアの顧客にkハイパースケールデータセンターのサービスを東西で提供するとしている。

 また、TOK1と同様、TOK2の開発においても、大和ハウス工業株式会社と協業する。

 TOK2は、4.6ヘクタールの敷地内に高圧変電設備を備え、キャンパスでは柔軟で革新的な設計を駆使して顧客のニーズを満たしつつ、使用容量を最適化すると説明。また、高レベルの効率性、持続性を備えたTOK2の電力使用は、業界でも最小レベルのPUE 1.15となり、省エネルギー効果の大きいフリークーリングシステムを活用するとしている。

 AirTrunkの創業者で最高経営責任者のロビン・クーダ氏は、「日本のパブリッククラウドサービス市場は、2025年までの期間で19.5パーセントの年間成長率が見込まれています。テクノロジー業界の日本企業、そしてグローバル企業は、東京を主要成長市場とみています。東京圏西部にTOK2ハイパースケールデータセンターを新設することで、AirTrunkの日本国内のキャパシティーは、東京圏東部のTOK1と合わせて410メガワットを超えます。東京エリアで、これまでにない規模でお客さまの事業拡大や成長を支えてまいります。TOK2も、AirTrunkの特長であるスピード、規模、信頼性、効率性を備えたデータセンターとなります」とコメントしている。