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AirTrunk、同社における日本初となるハイパースケールデータセンター「TOK1」を開設

 豪AirTrunkは11月30日、日本におけるAirTrunkの最初のデータセンター「AirTrunk TOK1(TOK1)」を開設したと発表した。

 AirTrunkは、クラウドサービス事業者などの大型利用顧客に向けたハイパースケールデータセンターを各地に建設しており、オーストラリアのSYD1、SYD2、MEL1、シンガポールのSGP1 、香港のHKG1に続き、TOK1はAirTrunkの6番目のデータセンターとなる。

AirTrunk TOK1データセンター

 TOK1は、千葉県印西市に立地し、主に東京エリアのクラウドサービスを担う。初期フェーズでは、AirTrunkのハイパースケールアンカーテナントに、60MW(メガワット)超の容量を提供する。13万2500㎡のキャンパスに、合計7棟のビルを建設予定で、66kVの敷地内変電設備を備え、総容量300MW超を安定的に提供する。また、TOK1に隣接して、新たに変電所が設けられ、AirTrunkに対して印西地区の電力が計画的に供給されるとしている。

AirTrunk TOK1データセンターキャンパス

 AirTrunk日本代表の松下典弘氏は、「AirTrunkにとっても、私たちのお客さまにとっても、日本は重要な市場です。AirTrunkは日本のデジタル化を促進し、その技術やデータのハブとしての位置づけをサポートします。弊社は先日、渋谷に日本本社を開設しました。ハイパースケールデータセンター専門家チームのメンバーも増え、大規模最新鋭のデータセンターには数千億円の投資がなされています。AirTrunkは今後も日本の事業に力を入れてまいります。データセンターおよびプラットフォームをスケールアップし、お客さまそして地域社会への貢献を続けてまいります」とコメントしている。

AirTrunk TOK1オープニングセレモニーで鏡開きをする印西市の板倉正直市長(左)とAirTrunk日本代表の松下典弘氏(右)