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AirTrunk、大阪に新データセンター「OSK1」開発を発表

「AirTrunk OSK1」イメージ

 豪AirTrunkは17日、大阪に新データセンター「AirTrunk OSK1(以下、OSK1)」を開発すると発表した。OSK1は、AirTrunkにとって日本で3番目のデータセンターとなり、東京圏以外では初となる。

 OSK1は、20メガワット(MW)以上の規模に拡張可能で、大阪西部に位置し、東京圏東部と東京圏西部にある既存のAirTrunkのデータセンターを補完し、新たな主要アベイラビリティゾーンでの地域の多様性を提供する。

 また、OSK1は、敷地内の専用の77kV変電所から給電され、信頼性と効率の両方の向上を実現。2030年までにネットゼロを達成するというAirTrunkのコミットメントに沿い、新しいデータセンターはPUE 1.15の電力使用効率で設計されており、顧客に再生可能エネルギーによる調達オプションを提供する。

 AirTrunkでは、国内の3つのデータセンターで、合計430MW以上の容量を、世界最大級のテクノロジー企業にサービス提供するとしている。

 AirTrunkの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるロビン・クーダ氏は、「人工知能(AI)アプリケーションの急増と企業のクラウド導入は、日本全国の主要市場において、重要なデジタルインフラに対する大きな需要を牽引しています」とコメント。「AirTrunkのポートフォリオにOSK1が加わることで、AirTrunkはハイパースケールデータセンターにおいて信頼できるマーケットリーダーとしての確固たる地位を築き、日本のデジタルの未来を支えるという当社の揺るぎないコミットメントを示すことができます。AirTrunkのデータセンターは、東京と大阪、日本の2つの主要拠点に戦略的に配置されており、当社の大規模クラウドのお客様がこの地域で事業拡大されることを可能にしています」と述べている。

 AirTrunkの日本代表である松下典弘氏は、「わずか2年足らずの間に、私達は2つのハイパースケールデータセンターを開設し、本日、日本で3つ目の開発を発表しました。東京だけでなく、大阪にもうひとつの主要データセンターハブへとプラットフォームを拡大することで、拡張性と持続可能性を兼ね備えたデジタルインフラを提供し続けます」とコメント。「OSK1の開発と継続的な操業は地域経済に好影響を与え、新たな雇用を創出し、パブリッククラウドの成長を可能にし、持続可能なイノベーションを育成し、地域社会に貢献します」と述べている。