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iPaaS「ActRecipe」が電子印鑑GMOサインとBoxのAPI連携を実現、改正電子帳簿保存法の要件を満たすソリューションとして提供

 アスタリスト株式会社は12日、自社のiPaaS「ActRecipe」において、GMOグローバルサイン・ホールディングス(GMOグローバルサイン・HD)のクラウド型電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」と、Box Japanのコンテンツクラウド「Box」とのAPI連携を拡張し、改正電子帳簿保存法の要件を満たすソリューションとして提供すると発表した。

 ActRecipeは、さまざまなSaaSやFinTechサービスのデータ統合、データ連携によってマニュアル作業を排除し、内部統制を強化できるプラットフォームサービス。機能のワークフローをパッケージ化した「レシピ」を選ぶだけの簡単操作で、サービス間のデータ連携を即座にノーコードにて実現できるという。

 そのActRecipeでは、2021年5月から電子印鑑GMOサインとBoxおよびGoogleドライブのAPI連携を開始し、締結済みの契約書PDFをクラウドにバックアップする機能を提供してきた。また2021年12月には、改正電子帳簿保存法対応として、Box連携ソリューションの提供を開始している。

 こうした連携機能提供の過程で、複数の企業より改正電子帳簿保存法に対応したGMOサインとBoxの連携ニーズが寄せられたことから、今回、ActRecipeの機能拡張を行い、両サービスの連携を実現したという。

 なお今回の連携では、2022年3月に機能拡張された電子印鑑GMOサインのAPIを活用。締結済みの契約書PDFをBoxに保存するだけでなく、契約書に付属する各種情報をBoxのメタデータとして保存しており、これによって、改正電子帳簿保存法の検索要件を満たした運用をBox上で実現しているとのこと。