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アクトレシピ、iPaaS「ActRecipe」に汎用データベース機能「ActStore」を追加

SaaSのデータのバックアップ、他SaaSへの移行などを支援

 アクトレシピ株式会社は6日、iPaaS「ActRecipe」において、SaaSのデータのバックアップと、他SaaSへの移行を容易にする汎用データベース機能「ActStore」を提供開始したと発表した。

 ActRecipeは、SaaS同士を連携させることにより業務を自動化するiPaaS(integration Platform as a Service)。機能のワークフローをパッケージ化した「レシピ」を選ぶだけの簡単操作で、サービス間のデータ連携を即座にノーコードにて実現できるという。

 このActRecipeでは従来、SaaS同士を連携する際に、ActRecipe上にデータを保持することなく連携先のSaaSへのデータ保存を行っていた。このため、複数箇所にデータを保持することによる情報漏えい等のリスクは低減できるものの、連携元から取得したデータを保存するほかのSaaSが必要となってしまう場合や、最新のマスタデータを管理するための別システムが必要となる場合があったという。

 そこで今回は、ActRecipe上に汎用データベース機能を持たせ、任意のフォーマットでデータを保持させることにより、SaaSデータのバックアップだけでなく、ほかのSaaSへの移行を短期間で実現できるように機能を改善した。

 アクトレシピでは、この「ActStore」機能について、SaaSのデータバックアップ、データ移行や、SaaS連携時の一時データ保存、統合マスタ管理(顧客マスタ/人事マスタ等)で利用できると説明している。

 なお同機能は、ActRecipeのStandardプラン、Professionalプランで利用でき、価格は月額5万円から。対象データはCSV、JSON等のテキストデータで、保存データ量の上限は約5TBとなる。