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CDataの活用により、LINE WORKS上のデータとCRMとの連携をノーコードで実現可能に

 CData Software Japan合同会社(以下、CData)とワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は6日、CDataのデータ連携製品「CData」とワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」が連携を開始したと発表した。

 LINE WORKSはチャット(トーク)、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、現場で活用できるグループウェア機能を搭載したビジネスチャット。このLINE WORKSでは、外部からのデータ連携のために最新API「LINE WORKS API 2.0」を2022年4月より提供している。このAPIはエンジニアがコーディングによりデータにアクセスするためのインターフェイスだが、今回、CDataとワークスモバイルジャパンでは、非エンジニアによるLINE WORKS API 2.0の利活用を実現した。

 具体的には、CDataの汎用ドライバーシリーズ「CData API Driver」でLINE WORKS向けの事前定義API Profileが提供されたことにより、CData Arc、ASTERIA Warp、DataSpider、InformaticaといったETLツールからLINE WORKS上のデータに接続可能になり、Salesforce、Dynamics 365などとの連携を簡単に実現できるようになったという。

 LINE WORKSはコンシューマで広く利用されているLINEと似た操作性を持ち、LINEとも連携可能なことから、社内での利用だけではなく、顧客とのコミュニケーションツールとしても利用されているが、今回の連携により、LINE WORKSで友だち追加されたLINEユーザー情報を基にCRMに顧客を登録する、LINE WORKSでの顧客との会話ログなどをCRMへ反映する、LINE WORKS上のデータとCRM・MA・ERPなどの顧客データとの統合分析するなど、顧客の受注率を高めるあらゆるアクションにLINE WORKS上のデータを活用可能になるとしている。

 さらにCData API Driverは、ETLツールからの利用だけでなく、Power BI、TableauなどのBIツール、RPAやノーコードアプリ開発ツールからも外部コネクタとして利用できるので、LINE WORKS上のデータ活用を幅広いシナリオで拡張するとのことだ。