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Sky、クライアント運用管理ソフト「SKYSEA Client View Ver.17.2」を提供

BitLockerによるドライブ暗号化の徹底を支援

 Sky株式会社は10日、企業・団体向けクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」において、新版「同 Ver.17.2」を販売開始したと発表した。暗号化の徹底を支援する機能や、ネットワーク分離環境での使い勝手を向上させる機能などを搭載している。

 SKYSEA Client Viewは、“使いやすさ”をコンセプトに、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった機能を提供するクライアント運用管理ソフト。サイバー攻撃に対する多層防御や、組織のテレワーク運用を支援する機能なども搭載しているという。

 今回の新版では、PCの紛失・盗難時の情報漏えいリスクに備えて、BitLockerによるドライブ暗号化の支援機能を強化した。BitLockerによるドライブ暗号化が無効化されているPCに対して、暗号化を促すメッセージ画面を自動で表示できるようにした。ユーザーは、管理者が事前に行った暗号化設定に基づき、メッセージ画面上で素早く暗号化作業を行える。

 また、ネットワーク分離環境におけるファイルの安全なやりとりを支援するため、ネットワーク間でのファイル転送をWebシステムで管理する機能を搭載した。例えば、インターネットから分離された基幹系ネットワーク内のファイルを組織外で利用する場合に、システムでの申請・承認手続きを介してファイルを安全に持ち出せるとのこと。この機能は、オプション製品「申請・承認ワークフローシステム」で利用できる。

 さらに今回は、各種メーラーやWebメールで送信したメールの本文をログとして記録し、CSV形式で出力可能にした。出力されたログデータは、SIEMなどのログ分析システムに連携させ、メール本文の内容を含めた分析に活用できるとしている。

 これら以外では、資産情報の変更状況が確認できる履歴データに保存期間を設定し、期間を過ぎたデータを自動で削除できるようにしたほか、従来のテキストログに加えて画面操作ログの録画データも、指定した期間、PC上で一時保存できるように改善した。万一、サーバーに障害が発生した場合に、PCからサーバーへログを再アップロードして、ログ消失を防止できるとのこと。