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Sky、クライアント運用管理ソフトの最新版「SKYSEA Client View Ver.16.3」を販売開始

 Sky株式会社は9日、企業・団体向けクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View Ver.16.3」の販売を開始した。

 SKYSEA Client Viewは、「使いやすさ」をコンセプトに、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった、情報漏えい対策やIT運用管理を支援する機能を搭載したクライアント運用管理ソフト。サイバー攻撃に対する多層防御や、組織のテレワーク運用を支援する機能などを搭載するとともに、各メーカーの製品との連携により対策をさらに強化する連携ソリューションも提供する。

SKYSEA Client View

 最新版のSKYSEA Client View Ver.16.3では、紛失したPCへ画面ロックやデータ削除をリモートで実行し、第三者の不正利用を阻止することで情報漏えいを防ぐ「紛失端末制御」機能をオプションで提供。PCの大まかな位置情報も確認でき、PCを捜索する手掛かりとして利用できる。

 また、FFRIセキュリティの「FFRI yarai」と連携して、マルウェア対策をさらに強化する「EDRプラスパック」をオプション機能として提供。FFRI yaraiがクライアントPCのマルウェア感染を検知した際に、SKYSEA Client ViewがPC上のマルウェアを隔離し、迅速な安全性の確保を支援する。検知したマルウェアを基に、他のクライアントPCが感染していないかも自動で調査し、マルウェアが確認された場合は同様に自動で隔離する。

 テレワーク環境のセキュアな運用を支援する機能としては、テレワークでの印刷操作禁止時機能について、PDFファイル出力のみ許可することを可能にした。組織内ネットワークへのVPN接続を強制する機能については、PCが組織内ネットワークに接続しているかを、SKYSEA Client Viewのサーバーとの通信確認を通じてチェックし、より確実に通信の安全性が確保できるように支援する。

 情報漏えいリスクにつながる印刷操作を、プリンターやユーザー単位で禁止できるアラート機能については、アプリケーション単位でも禁止できるように拡張。業務で多用するOfficeツール以外での印刷操作を禁止するなど、組織のセキュリティポリシーに応じてより柔軟に設定できるようにした。

 このほか、従量制課金接続のデータ使用量削減のために、HTTP/HTTPS通信のソフトウェア配布制限を可能にする機能や、ファイルサーバー上に作成できる「自動暗号化フォルダ」の最大数の拡張などの新機能追加や機能改善を行っている。