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ISIDとNECソリューションイノベータが協業、統合的な人事DXソリューションを提供へ

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)とNECソリューションイノベータ株式会社は10日、ISIDの統合HCM(Human Capital Management)システム「POSITIVE」と、NECソリューションイノベータのクラウドサービス「NEC 働き方見える化サービス Plus」の拡販に向け、協業を開始すると発表した。

 POSITIVEは、人事管理において基幹となる人事・給与・就業管理に加えて、タレントマネジメントやAIを活用した人材データの活用など、企業の人材マネジメントを包括的に支援する統合ソリューション。

 一方のNEC 働き方見える化サービスPlusは、PCの利用状況を自動で収集し、客観的なデータで働き方の見える化を支援するサービスで、働き方分析機能やコミュニケーション機能により、チームの生産性向上をサポートできるほか、勤怠データと連携することで、労働時間の適正な把握を実現する。

 今回は、ISIDが新たにNEC働き方見える化サービス Plusを販売することにより、従来のNECグループによるPOSITIVEの販売・導入のみならず、双方のシステムを提供する体制を構築した。

 さらに、統合的な人事DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションとして提供できるよう、POSITIVEが持つ組織・人事情報および勤怠実績と、NEC 働き方見える化サービス PlusのPC操作ログを連携できるようにした。

 これにより、POSITIVE上でPC操作ログを元にした勤怠入力を行え、より勤務の実態にあった勤怠管理が可能になるという。また、組織ごとのPC利用状況や勤怠実績を詳細に比較したり、働き方の分析を行ったりすることもできる。

 両社では、こうした機能連携により、現場のマネジメントから人事・総務部の労務管理、人財のパフォーマンス分析までを幅広く支援すると、その狙いを説明した。

 なお両社では、連携ソリューションの詳細を紹介するオンラインセミナーを3月14日に実施する。参加費用は無料(事前登録制)。