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「NEC 働き方見える化サービス Plus」に新機能、“誰が”“どこで”働いているかを可視化

「いつ、どんな仕事をしているか」を分析可能にする新オプションも提供

 NECソリューションイノベータ株式会社は14日、スマートワークの推進、労働時間の適正化やチームの生産性の向上を支援する「NEC 働き方見える化サービス Plus」において、勤務地を見える化し、出社状況を管理する機能を追加した新版を提供すると発表した。

 「NEC 働き方見える化サービス Plus」は、時間・場所にとらわれない労務マネジメントや、メンバー間のコミュニケーションの向上による業務改善などを支援するサービス。各従業員の勤務場所や時間外勤務状況、休暇状況などを可視化する「コミュニケーションダッシュボード」により、メンバー間で状況を共有できるようにし、負荷の把握や業務分担の見直しなどの対策に活用できる。

 今回の新版では、登録された勤務予定のデータから、ビル単位、階層単位などの勤務地ごとに、出社予定人数と出社予定率、在宅勤務予定人数を集計して表示できるようにした。

 また、勤務地ごとに出社可能な割合を設定しておき、上限に近づいた場合にアラートを表示する機能も搭載。新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の中で行われている、出社率のコントロールに役立てられるという。

 「ダッシュボード」にも、登録された勤務予定のデータを表示できるようになったため、チームメンバーの当日の勤務地を確認して出社が必要な作業の調整に活用するといった、チーム内の生産性向上を支援するとした。

 加えて今回より、エージェントソフトがmacOSをサポートし、すべてのサービスプランでmacOSの利用が可能になった。ただし、PCロックには12月以降に対応する予定とのこと。

 さらに11月下旬には、日々記録されるPCの操作ログから、組織別あるいは時間帯別のアプリケーションの使用傾向や使用時間などをレポートする機能を、オプションとして提供する予定。

 これを活用すると、例えば、「業務時間中または残業時間中のアプリケーションの使用状況を組織間で比較し、生産性の高い部門の働き方を分析して参考にする」「新たに導入したツールの利用状況を部門単位に把握し、利用していない部門に対して活用を促す」といったことが可能になるとのことだ。

 「NEC 働き方見える化サービス Plus」は10IDから利用でき、1IDあたりの価格(以下、すべて税別)は、テレワークの運用支援を行える「ライトプラン」が月額250円、PCロックや勤怠システムとの連携、働き方分析なども可能な「スタンダードプラン」が月額350円、アプリやファイルの利用状況を可視化する機能なども備えた「アドバンスプラン」が月額500円。

 また、新機能であるPC操作ログのレポートオプションは、基本料が月額10万円(1ID)で、2ID以降は、1IDあたり月額4000円の追加料金が必要となる。なお、同オプションはアドバンスプランのみに対応する。