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帳票の電子保管サービス「バクラク電子帳簿保存」、閲覧権限機能やカテゴリー管理機能などを強化

 株式会社LayerXは8日、帳票の電子保管サービス「バクラク電子帳簿保存」(旧称:LayerX 電子帳簿保存)をアップデートし、閲覧権限機能やカテゴリー管理機能などを強化したと発表した。これにより、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法に対して、より効率的に対応できるようにするという。

 バクラク電子帳簿保存は、請求書や見積書などの国税関係書類を電子上で保管できるサービス。電子取引データ保管に必要な認定タイムスタンプを付与するため、事務処理規定の整備が必要ないほか、取引年月日・取引金額・取引先の検索機能や、システム上で訂正履歴を確認できる機能、認定タイムスタンプを付与したデータをサービス上から削除できない仕様の採用などにより、改正電子帳簿保存法のシステム要件に対応しているという。

 今回の機能強化もそうした改正電子帳簿保存法への効率的な対応を支援するもので、まず、閲覧権限機能の強化を行った。バクラク電子帳簿保存の有料プラン(Proプラン)では、バクラクシリーズの「ユーザー管理」画面から各ユーザーに応じた権限を選択できるが、今回のアップデートでは、閲覧できる書類範囲をチームや役職設定に応じ、より柔軟に設定できるようにした。複数の事業所やチームを横断して閲覧権限を設定したい時に活用できるとのこと。

 また、無料プラン(Freeプラン)以上の各プランでは、「受領請求書」「営業部請求書」のように、カテゴリーごとに書類を管理できるが、新たに「カテゴリー」の項目でもフィルタリングできるようにした。「担当者」「担当チーム」「カテゴリー」「発行/受領」の組み合わせで設定できるため、さまざまなグルーピングが可能になっている。