帳票の電子保管サービス「バクラク電子帳簿保存」、管理者や現場責任者が証跡を残せる「書類確認機能」を追加

　株式会社LayerXは、帳票の電子保管サービス「バクラク電子帳簿保存」（旧称：LayerX 電子帳簿保存）に、さまざまな国税関連書類を電子帳簿保存する際に、管理者や現場責任者が証跡を残せる「書類確認機能」を追加したと発表した。同機能は、有料のプロプランで利用できる。

　「バクラク電子帳簿保存」は、請求書や見積書などの国税関係書類を電子上で保管可能にするサービス。電子取引データ保管のために必要な認定タイムスタンプを付与するため、事務処理規定の整備が必要ないほか、取引年月日・取引金額・取引先の検索機能や、システム上で訂正履歴を確認できる機能、認定タイムスタンプを付与したデータはサービス上から削除できない仕様の採用などにより、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法のシステム要件に対応しているという。

　今回追加された書類確認機能機能は、さまざまな国税関係書類を電子帳簿保存する際に、保存者とは別の第三者が確認証跡を残せる機能で、画面の右端に確認マークを残せるようになる。また、この確認マークにカーソルを合わせると、いつ、誰のアカウントで確認マークを残したかを確認できるとした。

　LayerXでは、同機能を利用して保存した書類へ第三者の証跡を残すことで、内部統制の強化につながると、その効果を説明している。