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請求書受領サービス「LayerX インボイス」を機能強化、支払調書の作成準備などを支援
2021年12月2日 17:17
株式会社LayerXは2日、請求書受取業務を効率化するサービス「LayerX インボイス」、ワークフローサービス「LayerX ワークフロー」において機能強化を実施したと発表した。
LayerX インボイスは、取引先からの請求書を受け取った後で、AI-OCRが請求書を自動でデータ化し、仕訳データや振込データの自動作成、および会計システムとの連携をシームレスに実行してくれるクラウドサービス。
今回の機能強化では、源泉所得税を納付するための申告書類の作成補助として搭載されている源泉所得税レポートにおいて、区分ごと・取引先ごとのCSV機能を搭載した。これにより、1月末までに税務署等への提出が必要になる支払調書の作成準備を、より効率的に行えるという。
さらに、過去に出力した仕訳・振込データ・請求書の一括ダウンロードデータの履歴を確認できるようにした。またファイル部分をクリックすると、当時のデータを再度ダウンロードできる。
加えて請求書一覧のCSV出力が強化され、複数ページにまたがった請求書の一覧を出力可能にしたほか、振込先口座の情報・支払期日が出力項目として追加されている。
一方のLayerX ワークフローは、LayerX インボイスと連携したクラウド型のワークフローシステム。申請・承認作業をAI-OCRとチャットアプリによって効率化できる点が特徴で、経理部門だけではなく、事業部門における支払い申請などにかかる作業負荷、入力ミスの解消により、全社の生産性向上が期待できるという。
今回はまず、「取引先名の自由入力」という設定項目が追加された。申請者が取引先一覧にない取引先名で申請する際に、禁止/許可を設定できる。これを用いて、「申請者が取引先一覧にない取引先名での申請を禁止する」という設定にすると、反社チェックや取引先登録が完了していない企業に関する申請を排除可能になるため、企業としてのコンプライアンスを保てるとのこと。
また、「支払期日」という設定項目が追加され、申請者が支払期日の項目を「必須」「利用」「利用しない」から選択して設定できるようになった。このほか、すべての支払申請一覧画面において、取引先ごとの申請の検索ができるようになっている。