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請求書AIクラウド「LayerX インボイス」、振込先口座情報のOCR読み取りと自動入力が可能に

会計ソフトから最短5分で仕訳データを学習する「爆速セットアップ機能」も提供

 株式会社LayerXは17日、請求書AIクラウド「LayerX インボイス」において、振込先口座情報のOCR読み取り・自動入力・アラートの各機能の提供開始したと発表した。これらの機能により、LayerX インボイスの利用企業は、請求書に記載された振込先口座情報を、手入力することなくシステムへ登録可能になるという。

 請求書処理に際しては、支払金額や振込期日、仕訳に関する情報だけでなく、支払先に関する情報も入力する必要があるという。中でも、振込先口座情報は入力項目も多く、ミスが発生しやすいことに加えて、ミスがあると組戻しが発生しコストがかかることから、財務・経理部門は、慎重にチェックを行って業務を進めているとのこと。

 今回LayerXが提供するのは、こうした作業の自動化・効率化を支援する機能で、AI-OCRによって請求書を読み取り、システムへ自動入力してくれる。また、取引先マスタに振込先口座情報が存在しない場合は、自動で入力補完を行うほか、取引先マスタの振込先口座情報と差分がある場合にはアラートを表示する仕組みを提供。先月と振込先口座が変更になっていても自動検知できるため、振り込みミスの防止に役立つとしている。

口座情報が存在しない場合、自動で入力補完を実施
振込先口座の変更を自動検知

 またLayerXは3月15日に、利用中の会計ソフトから仕訳データを最短5分で学習する「爆速セットアップ機能」も提供を開始した。利用中の会計ソフトから仕訳帳データ等をエクスポートし、LayerX インボイスにインポートすると、過去の仕訳データが学習・保存されるため、面倒な初期設定を行うことなく、仕訳自動補完機能の利用可能になるとのことだ。