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帳票の電子保管サービス「バクラク電子帳簿保存」、保存書類の文書管理機能を強化

任意の項目追加や書類情報のロック機能などを追加

 株式会社LayerXは21日、「バクラク電子帳簿保存」において、保存書類の文書管理機能をアップデートしたと発表した。

 バクラク電子帳簿保存は、請求書・領収書・見積書・納品書などのさまざまな書類を、電子帳簿保存法に即した形式で電子保存できるストレージサービス。国税関係書類はもちろん、国税関係書類以外の保存も簡単に行えることから、法対応とペーパーレス化を同時に実現できる点がメリットという。

 今回のアップデートでは、書類を管理しやすくするための文書管理機能を拡充した。まず、任意の項目を追加できる「拡張項目機能」が搭載され、取引関係書類の保存の際に入力できる項目を、最大3つまで追加できるようになった。取引番号・製造番号・プロジェクト名など、任意の管理項目の情報を書類登録時に記入できるので、さまざまな情報をひも付けた書類管理を行える。

 また、取引関係書類の種別ごとに、入力項目の必須設定、表示・非表示設定が可能になった。請求書、見積書、納品書など、書類ごとに必要な入力項目のみを表示したり、入力漏れがないように必須項目を設定したりできる。

 さらに、ロック機能の利用権限を持つユーザーが、登録された書類情報を編集不可に変更できるようにした。ロック(編集不可に設定)された書類は、ロック権限を持つユーザーによって設定解除されない限り、編集ができなくなるため、電子帳簿保存法で求められる、検索要件となる項目(取引先・取引日付・金額)の誤入力・誤編集防止につながるとしている。

 このほか今回は、同一名称の書類を検知する、重複アラート機能も新たに提供される。書類をアップロードする時点で書類の重複有無を検索し、ファイル名が完全一致した書類を重複と判定する仕組み。重複判定された書類については、ユーザーのチェック完了後、取り込み対象から自動で除外されるので、同じ書類を複数アップロードしてしまう事象を防止できるとのこと。