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NTTデータなど3社、クラウド型ITサービス管理「ServiceNow」を販売

導入コンサルや開発/維持運用支援も提供

 NTTデータグループの株式会社NTTデータ、NTTデータ先端技術株式会社と株式会社NTTデータSMSの3社は、米ServiceNowのクラウド型ITサービス管理「ServiceNow」を7月8日より販売開始すると発表した。3社では、ServiceNow導入のコンサルティング、開発支援、維持運用支援などを提供するという。

 ServiceNowは、企業や組織におけるシステム運用などの業務を集約できるサービス。従来は手動で管理していたインシデント管理、顧客からの問い合わせ管理などのさまざまな情報・運用業務を集約することにより、システム運用を効率化し、マニュアル作成コストの削減、社員の作業品質向上に寄与するとした。

 また、部署横断での情報の利活用なども可能。社内申請や手続きが一元管理でき、迅速な対応・修正を行えるようになるとのこと。

 さらに、インシデント管理や問題管理などの「ITサービスマネジメント」、イベント管理、システム構成情報の自動取得などの「ITオペレーションマネジメント」、問い合わせ管理やサービスポータルといった「カスタマーサービスマネジメント」、要求管理、プロジェクト管理などの「ビジネスマネジメント」といった機能群に分かれているが、単一のプラットフォームで各機能が提供されているため、それぞれの機能を容易につなげられるという。

 これについてNTTデータグループでは、手動で行っている顧客からの問い合わせや監視システムからのアラートをインシデント管理へ途切れずにつなぐことで、インシデントの起票を自動化できるといった例を示した。

 加えて、ServiceNowはカスタマイズが容易で、画面や申請ワークフローなどの要件変化に強いシステム運用をユーザーに提供可能な点も特長とのことだ。

ServiceNow利用イメージ