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TIS、Oracle Exadata Cloud Serviceの導入/移行から運用までを支援するサービスを提供

 TIS株式会社は7日、Oracle Databaseを含むシステム基盤のクラウド化をサポートする「Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)トータル支援サービス」に、Oracle Exadata Cloud Serviceの導入/移行から運用までをワンストップで支援する「Oracle Exadata クラウドマイグレーションサービス」を追加し、提供を開始した。

 Oracle Exadata クラウドマイグレーションサービスは、オンプレミスで稼働しているExadataおよびエンタープライズDBシステムを、OCIのExadata Cloud Serviceへ移行させるサービス。エンタープライズ領域において、コストを含めた最適なDB基盤環境への移行を実現し、他クラウド環境と連携したマルチクラウド化にも対応する。ハイブリッドクラウドにも対応し、現在オンプレミスで運用しているExadataのBCP対策/DR対策としても利用できる。

 TISは、Oracle Databaseを含むシステムのOCIおよびExadata Cloud Serviceへの移行を、コンサルティングから導入・運用保守までトータルで支援。「コンサルティングサービス」「導入・移行サービス」「統合運用管理サービス」の各サービスを提供する。

「Oracle Exadata クラウドマイグレーションサービス」のサービスステップ

 コンサルティングサービスは、「アセスメント」と「PoC」の2つのメニューで構成される。アセスメントサービスでは、Oracle Databaseおよび関連システムのTo-Be構成を、コストを含めて全体最適化し、移行ロードマップを策定する。PoCサービスでは、本格導入前に、DBバージョンアップなど移行に伴う具体的な影響の抽出から、実現性の確認、クラウド基盤のハードウェア性能評価、他クラウドサービスやオンプレミスとのネットワーク性能評価を行い、クラウド移行の実現性を検証する。サービスの価格は、アセスメントサービスが400万円から、PoCサービスが300万円から。

 導入・移行サービスでは、TISのテンプレートに基づき、Exadata Cloud Serviceの構築/テスト、運用設計、業務影響踏まえた移行を推進する。Exadata Cloud Serviceの導入・セットアップから、Oracle Database移行・システム切り替えまでを、OCIのIaaSレイヤーも含めて支援する。サービスの価格は個別見積もり。

 運用保守サービスでは、TISが持つOracle統合運用管理サービスを拡張し、Exadata Cloud Serviceや関連システムの運用監視を行う統合監視サービスと、24/365のオペレーターサービスに対応する運用保守サービスを提供する。サービスの価格は、統合監視サービスが月額19万円から、運用保守サービスは個別見積もり。

 TISでは今後、OCIトータル支援サービスの対応範囲をOracle Cloud VMware Solutionまで拡張し、サービスラインアップを拡充する予定。また、OCIでのアプリケーション実行基盤(構成管理やコンテナ)への対応・サービス展開も進め、基盤、アプリケーションのコンサルティングから運用までを支援してき、企業のクラウド活用によるDX戦略推進や、データ活用基盤の高度化による企業競争力向上に貢献するとしている。