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TIS、Oracle EBSを継続利用したい企業向けた活用支援サービス アセスメントから移行サービスまでをトータルに提供

 TIS株式会社は23日、2030年以降の標準サポートの継続が発表された「Oracle E-Business Suite(EBS)」のさらなる活用を支援する「Oracle EBSモダナイゼーションサービス」を提供すると発表した。

 「Oracle EBSモダナイゼーションサービス」は、Oracle EBSを導入しているユーザー企業向けに、継続利用を目的としたアセスメントや、バージョンアップ、新規機能開発、クラウド移行、運用保守サポートまでをワンストップで提供するサービス。「アセスメントサービス」「EBSアップグレードサービス」など複数のメニューが用意されている。

「Oracle EBSモダナイゼーションサービス」の全体像

 このうち「アセスメントサービス」では、Oracle EBS導入で多くの実績を持つTISの知見を生かして、現行Oracle EBSの業務要件、アドオン機能、非機能要件などの調査・見える化を実施し、多軸的に選択肢や移行方法を評価する。また調査結果を受けて、バージョンアップからIaaSへの移行、またはERP Cloudへの切り替えなど、ユーザー企業にとって最適な選択肢を提言するとのこと。

 具体的なステップとしては、「ヒアリング」「アドオン調査/移行方式検討」「コンバージョン選定評価」「結果報告」の4つが設けられており、通常は長期間を要する次期ERPシステムの方針検討を短期間で行うとした。

 価格は個別見積もりだが、目安として300万円(税別)から。

アセスメントサービスのステップ

 またアセスメント実施後は、報告結果にもとづく選択肢ごとに、各種サービスメニューを用意している。

 そのうちの「EBSアップグレードサービス」はパッケージのアップグレードを行うためのサービスで、Oracle EBSの再セットアップや過去データの移行リスクを最小限にする方法として、標準的なアップグレード手法である「テクニカルアップグレード」と「インストールアップグレード」を組み合わせた、ハイブリッド型アップグレードサービスとして提供するとのこと。