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電通マネジメントサービス、Sansanのクラウド請求書受領サービス「Bill One」を採用

請求書業務の効率化と改正電子帳簿保存法対応を図る

 Sansan株式会社は、株式会社電通マネジメントサービスが、Sansanのクラウド請求書受領サービス「Bill One」を導入したと発表した。

 電通ジャパンネットワーク(日本における電通グループの総称)の経理・人事業務を担当する電通マネジメントサービスでは、電通ジャパンネットワークの約30社から毎月、膨大な量の請求書を受領しているが、従来は紙で受領する請求書も多く、請求書の振り分け・確認・承認回覧などが大きな負荷となっていたという。そこで経理業務のアウトソーシングとしてBPOサービスの導入を検討したが、同社とグループ会社、BPOサービス会社間での請求書の受け渡しや保管が煩雑になってしまう点が懸念だったとのこと。

 あわせて、2022年1月に改正電子帳簿保存法が施行され、電子データとして受領した請求書の電子保存が義務付けられるなど、従来の運用を変更する必要も生じているため、請求書業務の効率化と最新の法対応が同時に実現できる体制の構築が求められていた。

 そこで同社では、こうした要件に対応できるサービスの選定を実施。改正電子帳簿保存法に適合する点はもちろん、時間をかけずに導入できる点、請求書という機密情報を取り扱うため、セキュリティ対策が十分である点などを重視し、Bill Oneの採用を決めた。

 Bill Oneでは、紙や電子を問わず、あらゆる形式の請求書をオンラインで受領でき、クラウド上で一元管理を行えるので、同社だけでなく、グループ会社全体の経理業務の効率化による、作業時間の削減効果が期待されている。また、クラウド上で請求書の受領や管理を行えることや、IPアドレスによる接続制限などの機能を備えていることから、リモートワークを安全に推進できる点もメリットとして挙げられた。

 さらに法対応の面では、受領する形式にかかわらず、改正電子帳簿保存法が求める要件を満たした状態でクラウド上にて一元管理できるため、担当者は追加作業をすることなく法対応が可能になるとのことだ。