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レストラン事業などを手掛けるひらまつ、クラウド型請求書管理サービス「Bill One」を導入

請求書の全社一元管理とスムーズな法令対応などを実現へ

 Sansan株式会社は25日、レストラン・ホテル等を経営する株式会社ひらまつが、クラウド型請求書管理サービス「Bill One」を導入したと発表した。

 レストラン事業を中心に、ブライダルやホテルなどの事業を展開しているひらまつでは、年間約1万2000件の請求書の多くを本社の経理部門で一括受領しており、そのうちの約7割が紙の請求書だったという。そして、受領した請求書を経理部門の担当者が手作業で入力して管理データを作成し、そのデータを各店舗で確認した後に本社の経理部門で支払いを実施するという業務フローを採用していたが、このやり方では紙の請求書の保管・管理に課題があるだけでなく、経理部門と各店舗の間での確認にも、都度コミュニケーションコストや手間が発生していたとのこと。

 さらに、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応により、今まで以上の業務の複雑化と、工数の増加も懸念されていた。

 そこで同社では、紙で受領した請求書も電子請求書もクラウド上でまとめて確認でき、全社での一元管理を可能にするBill Oneの導入を決定。あらゆる形式の請求書をデータ化し、クラウド上で一元管理できる体制を整えた。

 受け取った請求書をBill Oneに集約し、会社全体で請求書を管理できる体制を構築することにより、経理部門と各店舗がともにリアルタイムに請求書情報を確認可能になることで、請求書のステータス管理が容易になり、経理部門と各店舗間で発生していた確認連絡の工数を大幅に削減し、会社全体の生産性が向上するとしている。

 またBill Oneでは、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応するための機能拡充も行っており、業務負担の削減と法改正への対応を両立できる点も評価された。ひらまつでは、将来的な法改正への対応と、法改正に伴い発生する担当者の作業負担低減についても、効果を期待しているとのことだ。