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リコージャパン、Q&A集と社内ドキュメント両方の情報を基に回答できるAIチャットボット

「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」を提供

 リコージャパン株式会社は11日、AI活用型チャットボットサービス「RICOH Chatbot Service」のラインアップに、導入企業側が作成したQ&A集、社内ドキュメント双方の情報を基に回答できるチャットボット「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」を追加し、提供開始すると発表した。

 「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」は、社内のQ&Aとドキュメントを活用し、問い合わせ対応を効率化するAIチャットサービス。質問とそれに対する回答として管理者が定義したQ&A集を参照したうえで、そこに情報がない場合は、その企業の社内ドキュメントを検索し、それでも回答にたどり着けない場合に有人チャットへとエスカレーションすることができる。

 給与制度や法令対応など、回答に正確さが求められる領域では、管理者が定義したQ&A集から優先的に回答することで、正確な情報を素早く提供できるほか、Q&A集の参照、社内ドキュメントの検索後に有人チャットで対応するといった問い合わせフローが可能になることで、問い合わせ対応の品質確保と効率の向上を両立可能とのこと。

 なお、「RICOH Chatbot Service 生成AIチャット Pro」はChatGPTも利用でき、社内外の情報を組み合わせて活用することで、営業提案の検討や社内資料作成などにおける品質向上、業務効率化に貢献するとした。

 また、通常のWebブラウザ埋め込みに加えてMicrosoft TeamsやSharePointへの埋め込みにも対応しており、企業の環境や用途に合わせて利用可能な点も特長。さらに、標準で多言語に対応し、日本語以外の問い合わせにも対応するため、外国籍の従業員や顧客とのやり取りが発生する環境でもスムーズな運用が可能としている。

 リコーでは、例えば営業部門において、提案したい商品の関連資料を社内ドキュメントから検索したのち、ChatGPTを活用して多角的な視点や補足情報を取得することで、提案内容の検討を支援するといった利用法に対応するほか、情報システム部門において、コンプライアンスのガイドライン説明の社内資料を作成するため、社内ドキュメントから関連資料を検索したうえで、ChatGPTを活用して見出しや項目提案をもらって、資料作成の負担軽減を図ることも可能としている。