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NTT Com、データ利活用基盤「SPDF」のIoT向けソリューションを強化

モバイル通信の「上り特価プラン」などを追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は18日、データ利活用基盤「Smart Data Platform(以下、SDPF)」のIoT向けソリューションについて、データ収集機能を多様化する3つのメニューを追加すると発表した。

今回拡充する機能

 IoT向けモバイル通信サービス「IoT Connect Mobile Type S」については、上り中心の大容量データ通信を安価に利用できる「上り特価プラン」を追加。上りが最小3GBから、最大500GBまで対応し、用途に合わせて料金プランを選択できる。これにより、コストを抑制しながら、映像や画像などの大容量データの収集を可能とする。

 上り特価プランの料金(税込)は、上り3GB、下り500MBのプランが月額1122円、上り50G0B、下り1GBのプランが月額1万120円など。

IoT Connect Mobile Type S 上り特価プランの料金

 収集したデータをクラウド接続するゲートウェイサービス「IoT Connect Gateway」については、接続先を拡大。NTT Comが提供するIoTプラットフォームサービス「Things Cloud」のほか、Google Cloud Pub/Sub、Azure Event Hubs、AWS Lambdaなど、顧客が利用するさまざまなパブリッククラウドへの接続を可能とした。

 パブリッククラウドへの接続時に必要な認証情報などを、ネットワーク側で一括して設定/管理できるため、多拠点に分散する大量デバイスで構成されるIoTシステムでも簡単かつ柔軟に構築・運用できる。

 また、Things Cloudについては、クラウドサービスやデータセンターなどとの閉域接続サービス「Flexible InterConnect」と接続。これにより、IoT Connect Mobile Type Sや閉域網などのネットワークサービスと、セキュアな接続が可能になる。

 また、Flexible InterConnectと接続する、さまざまなXaaSと連携可能になる。Things Cloudで収集したデータを、SDPFのストレージサービスや各種クラウドへデータ蓄積し、AIアプリケーションを活用することで、柔軟なデータ連携、データ加工、見える化、分析が可能となり、顧客に最適なハイブリッド/マルチクラウド環境の実現をオールインワンで提供するとしている。