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NTT Com、企業のIoT導入をノンプログラミングで簡単・短期間に実現する「Things Cloud」

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、企業のIoT導入を実現する「IoT Platform」サービスの新たなラインナップとして、IoT導入に必要な機能・プロセスをノンプログラミングで簡単・短期間に実現できるプラットフォームサービス「Things Cloud」を4月6日に提供開始する。

 Things Cloudは、デバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理などIoTの導入に必要な機能・プロセスを、多彩な機能(ウィジェット)やさまざまなシーンを想定したテンプレートなどにより実現できるアプリケーション開発・実行基盤。拡張性やデータ可視化環境を備え、プロトタイプの作成から検証、実運用まで、企業のIoT導入を一気通貫で対応する。

Things Cloud活用イメージ

 データ収集のためのプログラムがあらかじめ設定され、簡単な操作でクラウド環境と接続が可能なエージェント搭載デバイスをThings Cloudに接続可能(確認済エージェント搭載デバイスは30以上)。技術者の学習コストを抑え、モノの可視化までの工程をスピーディーに実現する。

 IoT向けにデータを可視化できる豊富なウィジェットをあらかじめ取りそろえており、収集したIoTデータの表示やアラームなどの設定、外部アプリケーションとの連携などを、直観的なユーザーインターフェイスにより簡単に実行できる。

 高い拡張性により、プロトタイプ作成時のトライアルから実運用システムまで、企業のビジネスフェーズに最適な環境を提供。個別開発で一から開発・構築する手間を省き、IoTシステムに必要な機能群をネットワークやクラウドとシームレスにつながるプラットフォームとして提供する。物流、ビル管理、設備監視、見守り、生産性向上など、さまざまなシーン・用途でデータ分析や可視化を行える。

 デバイスのデータ取得を含め、100以上の基本的機能をすべてAPIとして提供し、目的に応じて既存の社内システムや外部アプリケーションと連携可能。IoTによる新たなソリューションビジネスを検討している企業にも、構築基盤として活用できるとしている。

 料金(税別)は、初期費用は無料、データ管理3GB、APIコール100万回を含む基本料は月額11万8000円。デバイスは1デバイス登録ごとに月額500円。追加サブテナントは月額1200円、追加データ管理料は100MBごとに月額30円、APIコール超過料は1万回ごとに月額1180円。