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NTT Com、オンデマンドでクラウドサービスとのセキュアな接続を実現する「Flexible InterConnect」を提供
2019年9月26日 13:15
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は26日、顧客拠点とさまざまなクラウドサービス、データセンターなどをオンデマンドでセキュアに接続可能な次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」を9月30日に提供開始すると発表した。
Flexible InterConnectは、NTT Comが提供する、データの利活用に必要な機能をワンストップで利用できるプラットフォーム「Smart Data Platform」におけるインターコネクト機能を担うサービスとなり、顧客が利用するさまざまなクラウドサービスやデータセンターなどの間を、閉域でセキュアに接続する。
サービスを利用することで、NTT Comのクラウドサービス「Enterprise Cloud」や、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などのクラウド間で、セキュアなデータ流通が可能になる。また、これらのクラウドサービスと、NTT Comのデータセンター「Nexcenter」やサービス対応の顧客データセンター内にあるオンプレミスサーバーとの間でもセキュアなデータの流通が可能となる。
1つの物理ポートからさまざまなクラウドサービスやデータセンターと接続することが可能なため、接続先のクラウドサービスやデータセンターごとに回線を用意する必要がない。最大10Gbpsの広帯域接続にも対応し、セキュアで安定したデータ流通を実現する。
さらに、その接続先や利用するネットワーク帯域、セキュリティ設定などを、ポータルサイトからオンデマンドで簡単に設定、一元的に管理できる。ネットワークが正常に機能しているかどうかのトラフィック管理も行うことができ、IT担当者の負担を軽減する。
使用時間に応じて使った分だけ課金される時間課金で、月額料金の上限が設定されているため、新規ビジネスをスモールスタートで始める際などに適している。また、オプション機能として、ファイヤーウォールやNATなどをソフトウェアコンポーネントとして提供する。
サービスの料金は要問い合わせ。モデルケースとして、既設のVPN「Arcstar Universal One(L3)」から、AWSとMicrosoft Azureにそれぞれ500Mbpsで接続する場合の料金は、月額0円~20万8000円(税別)。
NTT Comでは、サービスの接続ポイントについては、現在の東京に加え、大阪(2020年1月予定)をはじめとして、全国に増やしていくと説明。また、サービスによって接続できるクラウド事業者については、SaaSも含めて拡大し、その他にもソフトウェアコンポーネントの拡充、さまざまなネットワークへの接続対応など、機能の強化に努めていくとしている。