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TIS、経費精算クラウドサービス「Spendia」の請求書支払機能を強化

 TIS株式会社は6日、経費精算クラウドサービス「Spendia」の請求書支払機能に、支払い方法の分割選択や個人事業主支払い時など、日本の商習慣に合わせた機能を追加し、提供を開始した。Spendiaの利用料金は、1ユーザーあたり月額600円。

 Spendiaは、スマートフォンのみで経費精算業務を完結させることを前提に設計・デザインされたクラウドサービス。スマートフォンを前提としたUI(操作性)や、領収書のOCR読み取り、QRコード承認機能などの利便性・操作性と、会計システムや組織・人事マスターなど各種システムとの連携、企業独自の経費精算ポリシーやワークフロー設定などを簡単に変更できる柔軟性を備える。

 機能強化では、複雑な業務プロセスや規定により、既存の経費精算サービスでの対応が難しい大手企業や、手形での支払いや個人事業主への支払いに伴う源泉徴収税への対応など、日本独自の商習慣や税制度への対応が多く存在する建設業や放送業からの意見を元に、支払い方法の分割選択や源泉徴収税自動計算などの、請求書支払機能を強化した。

 請求書支払機能強化の内容としては、1つの支払伝票内で、複数の支払方法とそれぞれにひも付く支払予定日を設定し、一括で精算処理をすることが可能になった。これにより、支払方法や支払予定日ごとに支払伝票を起票する必要がなくなるため、申請者や経理部門の作業負荷を軽減できる。

 また、個人事業主との取引に必要な源泉徴収税の自動計算機能を新たに追加した。従来は、報酬区分や取引金額に対して手動で税額を入力する必要があったが、この機能により区分と取引金額を入力するだけで自動で源泉徴収税額が入力されるため、ミスやチェックの負担が軽減される。