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TIS、経費精算アプリ「Spendia」と交通費精算サービス「transit manager」の連携オプションを提供

 TIS株式会社は4日、経費精算モバイルアプリ「Spendia」について、株式会社ジェイアール東日本企画およびJR東日本メカトロニクス株式会社が提供する、交通系ICカードを使用した交通費精算サービス「transit manager」と連携し、スマートフォンでの交通系ICカード利用実績データの取り込みにより効率的に経費精算を行えるオプションサービスの提供を開始した。

 Spendiaは、スマートフォンのみで経費精算業務を効率的に完結させることを前提に設計・デザインされたネイティブアプリ。

 transit managerは、交通系ICカードを業務用スマートフォンや専用端末などにかざすだけで、経費精算用の交通系ICカード利用データを読み込むことができる、JR東日本グループが提供する公式のビジネスソリューション。

 TISでは、テレワークの促進により通勤費が実費精算となるなど、こまめな精算業務の増加や、電子帳簿保存法改正による電子取引への対応に向けたデジタル明細の活用ニーズの高まりなど、経費精算業務におけるキャッシュレス化やペーパーレス化がより一層求められていると説明。経費に関する事前申請・出張手配から精算まで、スマートフォンの直感的操作で業務完結可能なSpendiaと、最新で正確な駅名情報・運賃データを保持するtransit managerが連携することで、これまで以上に簡単かつ正確な経費精算業務を行うことが可能になるとしている。

「Spendia」と「transit manager」の連携イメージ

 両サービスの連携により、スマートフォンや設置型カードリーダーに交通系ICカードをタッチすることで、自動的に利用実績データがtransit managerを介してSpendiaに取り込まれ、そのデータを活用して経費精算を行うことができる。

 会社に戻らず、PCを使用することなく交通系ICカードの乗降情報を使って簡単に経費精算ができ、正確な乗車区間と運賃のデータにより、確認や修正の手間を排除する。

 利用料金は、1ユーザーあたり月額100円。Spendia基本利用料のオプションとして提供する。