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ソニー系MVNE、IoT回線基盤「MEEQ」でオンラインデータベース機能を提供

IoTデバイスからアップロードされるデータの収集・保存を支援

 MVNE事業などを展開するソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社(以下、SNCSP)は5日、IoT回線プラットフォーム「MEEQ(ミーク)」において、オンラインデータベース「MEEQデータプラットフォーム IoTストレージ」(以下、IoTストレージ)を提供すると発表した。

 「MEEQ」は、法人向けに提供されているIoT通信回線プラットフォーム。直感的なUIにて設計されたコンソール画面上で、IoT事業に必要な通信サービスを簡単に購入・管理することができる。

 今回発表された「IoTストレージ」は、MEEQで接続されたIoTデバイスからアップロードされるデータを処理するサービス。「前処理」「蓄積」「システムからのアクセス」の一連のデータ処理機能をSaaSとして提供するため、特別な設備を用意することなく、IoTデバイスからアップロードされるデータを簡単に収集・保存できるようになる。

 システムとしてはAmazon DynamoDBを利用しており、企業のAWSアカウントのIAMユーザーにRead/Write権限を付与するので、自身のデータベースのように利用できるとのこと。

 さらに、SIMにより回線が認証されているので、企業側での特別な認証対応は不要。SIM情報も自動でデータベースに書き込まれるとした。また、SIMからコアネットワークまでは通信事業者およびSNCSPの設備のみで通信が完結し、利用企業ごとの閉域でデータプラットフォームまで接続するため、安全に業務データを取り扱えるとのことだ。

 利用料金は、接続端末数と蓄積データ量によるわかりやすい料金体系を採用。データ保存期間も無期限に設定されており、企業システムの一部として接続する永続的なオンラインデータベースを、廉価なSaaSとしての費用で利用できる。