ニュース
ミーク、IoTデバイスの稼働状況を遠隔から監視できる「MEEQ APPS」
データ監視やデバイスのヘルスチェックなどを利用可能
2025年4月10日 09:00
ミーク株式会社は9日、オンラインデータベース「MEEQデータプラットフォーム IoTストレージ」と連携するサービスカテゴリ「MEEQ APPS」を新設すると発表した。それに伴い今回は、IoTデバイスの稼働状況を遠隔で監視し状態変化を検知・通知する機能「データモニタリング」「デバイスヘルスチェック」の提供を開始した。
ミークでは株式会社ファミリーマートとの資本業務提携において、店舗の省エネおよび節電効果が期待される取り組みとして、CO2換気制御機器および遠隔稼働監視システムの導入を、ファミリーマートと共同で進めている。
そして、その取り組みの中で開発された機能を汎用化し、小売業や製造業をはじめとするさまざまな事業者向けに提供するために、NoCode IoT/DX Platform「MEEQ」の新しいサービスカテゴリとして「MEEQ APPS」を新設した。
「MEEQ APPS」の第1弾機能としては、IoTデバイスのセンサーから「MEEQデータプラットフォーム IoTストレージ」に送信されるデータのうち、指定された条件に合致したデータが含まれる場合に通知する「データモニタリング」と、センサーからのデータ送信が指定時間途絶した場合に通知する「デバイスヘルスチェック」を提供する。なお通知機能は、メールとWebhookの両方または片方を利用可能だ。
ミークによれば、従来のIoTデバイスの遠隔稼働監視システムでは通知数に制限があるため、一定の通知数を超えた場合の状況を把握することは困難だったが、「MEEQ APPS」では通知数に制限を設けておらず、頻回の通知にも対応できるので、異常検知に備えた環境を常に提供できる点がメリットとした。
活用例としては、「データモニタリング」の場合、特定の設備の温度が異常に高くなった場合や、電力消費量が大幅に増加した場合に通知するといった利用法が考えられるとのこと。一方の「デバイスヘルスチェック」では、センサーシステムの故障検知などに活用可能だ。
なおファミリーマートでは、CO2換気制御機器の正常な作動を確認するための遠隔稼働監視システムとしてすでに店舗に導入しており、過剰な換気の抑制による空調機の負荷を軽減することで、店舗全体の電気使用量2%程度の節電ができる見込みとしている。