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SNCSP、1枚のSIMで国内・海外の複数通信キャリアを利用できる「MEEQグローバルSIM」を提供
2022年6月29日 08:00
ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社(以下、SNCSP)は28日、1枚のSIMで国内3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)および海外約182の国・地域で利用できる「MEEQグローバルSIM」の提供を開始した。
MEEQグローバルSIMは、日本で準備したSIMをIoT/DX機器に装着するだけで、国内外を問わずシームレスにデータ通信が可能となり、スムーズな海外IoTビジネス展開が実現できるサービス。利用する国に関係なく、約182の国・地域で料金が一律となる低容量向けのプランを提供する。
利用料金は、日本国内で利用できる「国内従量プラン」の場合、事務手数料が2750円(税込)、月額基本料金が0.38米ドル、データ通信量が1MBあたり0.03米ドル。日本を含む海外約115の国・地域で利用できる「グローバル従量プラン」の場合、事務手数料が2750円(税込)、月額基本料金が0.54米ドル、データ通信量が1MBあたり0.04米ドル。日本を含む海外約182の国・地域で利用可能な「グローバル従量プランL」の場合、事務手数料が2750円(税込)、月額基本料金が0.62米ドル、データ通信量が1MBあたり0.40米ドル。
SIMは1枚から発注可能で、標準、micro、nanoの全サイズに対応するカード型3in1(マルチカット)SIMと、1リール単位(1リール250SIM)で発注可能なMFF2(Machine to machine Form Factor 2)規格のチップ型SIMが利用可能。チップ型SIMは、IoT/DX機器の小型化や、車載のような振動が激しい場所、高温・多湿といった環境での利用、SIMカード盗難による動作停止や不正利用の抑制が可能となる。
SIMは通信開始時(データ通信量が10KB超過後)に自動アクティベーションとなるため、アクティベーションのためのシステムは不要で、IoT/DXサービスの利用開始が可能。アクティベーション前は月額基本料金が発生しないため、IoT/DX機器の製造中、在庫期間中も月額費用を必要としない(アクティベーションまでの有効期限は1年間)。また、利用中のSIMを利用休止状態にさせることで、月額費用がかからない運用にも対応する。
コンソールからSIMの発注が可能で、グループも作成できるため、利用サービス・シーンごとのグループ管理が可能。MSISDNやIMSIの表示・検索が可能なため、回線の管理・運用も容易に行える。