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SNCSPのIoT回線プラットフォーム「MEEQ」、複数回線でパケットをシェアする新プランを提供

指定デバイス以外での通信を禁止するIMEIロック機能なども

 ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社(SNCSP)は30日、IoT事業者および企業向けに提供しているIoT回線プラットフォーム「MEEQ(ミーク)」において、新プラン「パケットシェア」と、「IMEIロック」「位置情報・セッション情報 表示」「帯域トラフィックレポート」の3機能を提供開始すると発表した。

 「MEEQ」は、法人向けに提供されているIoT通信回線プラットフォーム。直感的なコンソール画面上で、IoT事業に必要な通信サービスを簡単に購入・管理できるという。

 今回は同サービスにおいて、複数の回線で共有する基本データ量(40GB~)をあらかじめ購入することにより、回線ごとの利用量のばらつきによる無駄を抑えられる「パケットシェアプラン」を提供する。

 パケットシェアプランの価格は、初期費用が2万2000円、月間基本使用料が2万2000円で、40GBを超過した部分については従量課金となり、1MBあたり0.66円となる。なお、異なるキャリアの回線でも容量をシェアできるとのこと。

 また、新機能のIMEIロックは、SIMで通信できるデバイスを1つに限定し、指定したデバイス以外に通信できないようにロックをかける機能。デバイスのIMEI番号もしくはTACを指定して、通信可能なデバイスを固定することができる。デバイスからSIMを抜き取られても、そのSIMはほかのデバイスで利用できなくなるため、不正利用が生じるリスクを減らせるとのこと。

 2つ目の位置情報・セッション情報 表示は、基地局の情報を基に、簡易的にデバイスの位置を地図上で表示する機能。回線詳細画面にて、地図上にピンで表示できる。

 最後の帯域トラフィックレポートは、MEEQ帯域サービスの利用者が、ピーク時の帯域利用量(占有率)を把握することで、通信品質の維持向上に活用できる。また、ピーク時での状況を分析して最適な帯域を見極め、通信品質やコストの適性化を図れるとした。