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「電子印鑑GMOサイン」が業務デジタル化クラウド「SmartDB」と連携、社内申請から契約締結・管理までの迅速化に貢献

 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(GMOグローバルサイン・HD)と株式会社ドリーム・アーツは13日、GMOグローバルサイン・HDの電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」と、ドリーム・アーツの大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB」が連携したと発表した。これにより、社内申請と企業間の電子契約を連携させ、より迅速な契約締結をサポートするという。

 電子印鑑GMOサイン(旧称:GMO電子印鑑Agree)は、契約の締結から管理までをワンストップで行えるクラウド型の電子契約サービス。一方のSmartDBは、紙で行っていたような複雑な承認プロセスでもデジタル化できるワークフロー機能と、細やかな権限設定ができる文書管理機能を兼ね備えた業務デジタル化クラウドサービスである。

 今回は、この2つのサービスが連携し、SmartDB上で決裁した文書を電子印鑑GMOサインへ自動送信可能になるほか、電子印鑑GMOサインにて押印した文書をSmartDB上で管理できるようになる。これによって、契約締結前のリーガルチェック(契約審査)など、契約に必要な社内の申請・承認から、企業間の電子署名、署名済み契約書の管理までの一連の業務フローをデジタル化できるとした。

 例えば、SmartDB上で社内申請の決裁が完了した契約書のPDFファイルは、電子印鑑GMOサインに自動で登録され、取引先の担当者に確認依頼のメールが自動送信される。その後、取引先の担当者が電子印鑑GMOサイン上で契約書を確認・署名を行うと、電子署名が施された契約書が自動でSmartDBに保存され、取引先担当者宛にも発行される、といった流れになる。

 また締結済みの契約書は、適正な権限が付与された後にSmartDBで保管され、セキュアな環境で検索・確認を実施可能。さらに、契約に関する社内申請・取引先との締結状況がリアルタイムで社内に共有されるため、社内からの問い合わせ対応工数の削減につながるとした。このほか、社内での承認履歴と契約書を一元管理できることから、契約に関する情報確認時の手間の軽減にもつながるとのことだ。

 なお連携にあたっては、SmartDBの管理画面から必要な情報を設定するだけで簡単に電子印鑑GMOサインとの連携を行え、導入企業側で開発を実施する必要はない。

 今回の連携機能は、電子印鑑GMOサインおよびSmartDBのオプションとして提供され、電子印鑑GMOサインの「契約印&実印プラン」と「API連携オプション」、またSmartDBと「SmartDB 電子印鑑GMOサイン連携オプション」を申し込む必要がある。

 各サービスの価格(税込)は、電子印鑑GMOサインの契約印&実印プランが月額9680円から。API連携オプションは初期費用11万円、月額1万1000円。一方、SmartDBは月額55万円から、SmartDB 電子印鑑GMOサイン連携オプションは初期費用11万円、月額3万3000円となっている。