ニュース

シスコ、Webexの利用者や開発者のためのユーザーコミュニティ「Webex Connect – Japan」活動開始

 シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は20日、Web会議ツール「Webex」の利用者や開発者のためのユーザーコミュニティ「Webex Connect – Japan」の活動開始を発表した。

 シスコでは、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、多くの企業や組織でテレワークが推進され、オンラインコミュニケーションツールの導入が加速していると説明。Webexをはじめとするオンラインコミュニケーションツールの利用シーンも、簡単な社内や組織内の会議から一歩進み、社外とのコミュニケーション、ウェビナー、リモートによる採用活動、オンラインイベントへと拡大しており、さらには一般消費者に向けたオンライン商談、オンラインによる顧客サービス、相談窓口など、B2BからB2Cへと利用シーンが拡大してきているとしている。

 こうした状況を踏まえ、シスコではWebexの利用者や管理者、開発者のためコミュニティとして「Webex Connect – Japan」を立ち上げる。Webexを日常的な実務に利用している層向けには、業務の効率化、最適化のために、Webexの最新機能をどのようなシーンでどう利用できるかなど、「Webexをフル活用する」というメッセージで情報をいち早くコミュニティ内で提供する。

 また、Webexをカスタマイズしたり、顧客の既存アプリケーションと連携させたりするなど、ビジネス拡大のためにWebexを利用する開発者層には、開発手法や技術情報等、技術面を中心に、さらにはマーケティングや営業の観点からも支援する。

 Webexは、過去10カ月で800を超える新機能追加と4つの買収を発表しており、コミュニティでは最先端の技術、機能などを、分かりやすい日本語で解説した最新情報を定期的に提供する。定期的なミートアップの場も用意し、同じ課題を持つ顧客同士の情報交換の場を設ける。

 WebexのAPI/SDK に関する相談に関しても、シスコのWebex専任エンジニアが対応。また、マーケティングや営業面でのサポートとしては、共同セミナーの実施、ソーシャルチャネルを使っての認知度拡大のためのプロモーションなどを予定する。

 コミュニティは、参加者のニーズや知識レベルにより、「Webexをフル活用する」グループ、「Webex入っている」グループ、「Webexでつくる」グループの3つのグループを用意。最新のWebexの機能を活用した先端的な活用やビジネスモデル構築を支援する。