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富士フイルムビジネスイノベーション、RPAツールを活用し帳票管理などの定型業務を効率化するソリューション

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(旧社名:富士ゼロックス株式会社)は27日、帳票管理などの定型業務を効率化する「DocuWorks 自動化パッケージ(WinActor)」を提供開始したと発表した。

 「DocuWorks 自動化パッケージ(WinActor)」は、自社のドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorks」と、法人向けクラウドストレージ「Working Folder」に、NTT-ATが開発しているRPAツール「WinActor」をパッケージ化し、月額サービスとして提供するもの。DocuWorksが持つ属性付与や文書の編集機能とWorking Folderへの文書格納を、WinActorを用いて作成したソフトウェアロボットにより自動化してくれるという。

 例えば帳票を管理する業務では、見積書などの紙の帳票を複合機でスキャン後、DocuWorks文書に変換したスキャンデータに対し、ロボットが、その後の検索を容易にするための日付・ファイル名などの属性を自動的に付与してクラウド上の指定フォルダ(Working Folder)へ格納する、といったことが可能になる。

帳票管理業務の一例

 なお富士フイルムビジネスイノベーションでは、RPAに適する5つの定型業務(帳票管理業務等)において、企業が導入済みの各種システムとすぐに連携できるロボットを、WinActorを使ってあらかじめ作成しているため、RPAツール導入時の利用企業によるロボット作成が不要になるとのこと。

 さらに、ロボットはExcelを使って設定を変更できるので、RPAツール導入後に業務プロセスが変更になった場合の改修も簡単に行えるとしている。

5パターンの定型業務別、各種システム連携業務フローイメージ