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富士フイルムビジネスイノベーション、データ入力業務全体を効率化する「ApeosPlus desola」
データ入力に伴う人の作業を自動化
2021年10月5日 13:07
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は5日、文書の読み取りから各種業務システムへのデータ登録まで、データ入力に伴う人の作業を効率化するクラウドサービス「ApeosPlus desola Technology by AI inside」(以下、ApeosPlus desola)を提供開始すると発表した。なお、サービスではAI inside株式会社のAI-OCR技術を採用している。
「ApeosPlus desola」は、OCR結果の目視確認前後の、人手がかかっている作業を徹底的に自動化し、データ入力業務全体の効率化を実現するサービス。紙文書や電子化されたイメージから手書き・活字問わず文字情報を抽出し、業務に合わせた加工・チェック、業務システムへの情報登録、電子イメージの保管・管理などを1つのサービスで実施する。
このサービスを活用することにより、従来は人手を介して行っていたOCR後のデータ加工処理(正規化注、読み替え、計算など)を自動化し、文書の読み取りから各種業務システムへの登録まで、データ入力業務全体を効率化するという。
利用にあたっては、紙文書・電子化されたイメージを問わず、複合機やWebブラウザなど、複数の手段でクラウド上のApeosPlus desolaに取り込むと、取り込んだ文書中の文字情報を、手書き・活字問わずに抽出できるとのこと。
また抽出後のデータに対しては、あらかじめ決められたルールに基づき、データの読み替えや、日付の確認、金額・数量などからの四則演算を自動で行ってくれる。例えば、記入漏れチェックや商品名から商品コードへの読み替え、納品日が正しいかの確認などを行えるとのこと。
抽出・加工・チェックした情報は、サイボウズの「kintone」や、OBCの「商奉行クラウド」など、各種業務システムに直接登録可能。また、証跡となる文書の電子イメージは、キーワードで検索できるよう、文字情報の抽出結果を属性として付与し、富士フイルムビジネスイノベーションのクラウドストレージサービス「Working Folder」へ直接保管し共有できる。
これらの一連の作業を自動化することで、例えば、一般的な注文書の入力業務を、これまでの3分の1に短縮でき、大幅な業務効率化が図れるとした。
価格は、月額13万円(税別)。連携する各種業務システムは別途契約が必要となる。