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富士ゼロックス、重要文書の電子化および電子文書の証拠性確保を実現する「DocuWorksタイムスタンプソリューション」

 富士ゼロックス株式会社は、重要文書の電子化および電子文書の証拠性確保を簡易に実現する「DocuWorksタイムスタンプソリューション」を1月17日に発売する。

 DocuWorksタイムスタンプソリューションは、富士ゼロックスのドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorks 9」をベースに、クライアントPC上でPDF文書にタイムスタンプを付与することで、重要文書の証拠性向上を簡易に実現する。

 DocuWorks 9と、株式会社下田OAシステムが開発したDocuWorksのプラグインソフト「PDFタイムスタンプ for DocuWorks」、アマノビジネスソリューションズ株式会社のタイムスタンプサービス「アマノタイムスタンプサービス3161」の組み合わせにより、電子文書へのタイムスタンプの付与と、改ざんされていないことの検証作業、さらには社内文書管理を実現する。

 指定ファイルサーバーに保存したタイムスタンプ付与済み電子文書は、富士ゼロックスのクラウドストレージサービス「Working Folder」にアップロードすることで、社内の電子文書管理の一元化と、社外からでもタイムリーに閲覧・利用できる環境を実現できる。各種電子文書化ガイドラインに沿った文書管理システムへの移行を将来的に考えている顧客にも、最適なエントリーモデルだとしている。

 ソリューションの具体的な活用シーンとしては、知的財産権の先使用権確保における電子文書の時刻/非改ざん証明、建設業法で長期保存が義務付けられている図書の電子運用における紛争時の法的証拠性強化の措置などに用いることができる。特に、先使用権制度対応では、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が提供するタイムスタンプ保管サービスの利用に必要なデータ出力も可能となっている。

 製品の価格(税別)は、基本構成(DocuWorks 9、PDFタイムスタンプ for DocuWorks、DocuWorksおまかせパック)が17万6800円から。クラウド連携構成は、Working Folder基本サービス(ユーザー数10人、キャビネット容量10GB)が月額3500円。

 タイムスタンプサービスの料金(税別)は、従量制メニューの場合、初期導入費用が1アカウント発行につき6000円、ランニング費用が月額8000円(1000スタンプ利用分)および1アカウント管理につき月額500円。定額制メニューの場合、初期導入費用が1アカウント発行につき6000円、ランニング費用はオープン価格。