AI技術で契約書の管理を支援、オプティムのクラウド型契約書管理サービス「OPTiM Contract」

　株式会社オプティムは19日、AIを活用したクラウド型契約書管理サービス「OPTiM Contract」を発表した。契約書の分類・登録、検索や照会・通知、ユーザー・ファイルの権限管理など、一連の契約書管理業務を効率化できるという。

　OPTiM Contractは、契約書管理の効率化を実現するクラウドサービス。AI・IoTプラットフォームサービス「OPTiM Cloud IoT OS」を基盤としており、安心・安全な環境下での契約書管理を可能にする。

　管理にあたっては、AIが契約書を解析し、契約書で汎用的に規定されるタイトルや企業名、有効期間などの情報をAIが自動で抜き出してシステムに入力してくれるため、手入力の手間を削減可能。契約書はWord、PDFなどの形式に対応しているほか、秘密保持契約やライセンス契約、物品売買契約など幅広い契約書書式をサポートするので、あらゆる契約書の管理に利用できるとしている。

　契約書は企業単位のセキュアなデータベースに登録され、権限の与えられた契約書を検索して必要な情報へすぐにアクセスできる点も特徴。タイトルや企業名、契約担当者、任意に設定したタグなどを検索できるだけでなく、契約書の内容を対象とした全文検索も行える。

　加えて、AIが契約書に記載されている契約終了日を自動抽出し、契約終了日が近づくと、契約担当者、担当者と同じ契約書管理グループに所属する上位権限のユーザーに対して、アプリ内ならびにメールで自動的に通知する仕組みを搭載。契約漏れの防止を支援するとしている。

　今後は、契約書のリスクチェックやバージョン管理、重要度判定、AIによる契約条文のサジェスト機能など追加していく予定だ。