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オプティムとシスメックス、AI/IoTを活用した医療ITソリューションの開発とグローバルなサービス展開に向けて協業

 株式会社オプティムとシスメックス株式会社は6日、AIやIoTを活用した医療ITソリューションの開発と、グローバルなサービス展開に向け、包括的な業務提携を行うと発表した。

 両社では、オプティムが持つAI・IoTプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」などのAI・IoTサービスや技術、実用化ノウハウと、シスメックスが持つ医療分野における知見、グローバルな販売・サービスネットワークを融合させることで、医療機器をネットワークに接続することで得た情報をAIが解析する、オープンなプラットフォームの構築を目指す。

 また、このプラットフォームを活用した新たな医療ITソリューションの早期開発とグローバル展開も行うとした。

 具体的には、医療機器の遠隔モニタリングや問い合わせ対応へのAI活用など、医療機関の効率化・品質向上を支援するサービスや、ゲノム情報とAI解析を組み合わせた疾病予測、検査画像情報とAI解析を組み合わせた新たな診断法の開発、遠隔診療や予防医療を支援するネットワークサービスの開発などを目指して、協業範囲の検討を行っていく考え。

 また今後、医療ITソリューションの早期事業化を目指して、将来的な資本提携の可能性も視野に入れて最適な協業体制を検討していくとしている。

 なお、先端医療分野における医療ITソリューションの第1弾として、シスメックスと川崎重工業株式会社の合弁会社である株式会社メディカロイドが開発を進めている、「手術支援ロボット」のネットワーク化、および、手術室全体の最適化を支援するサービスの共同開発、有用性の検証を推進するとのこと。